Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

毎日、ウォーキングすることにした

在宅勤務を始めた。往復の通勤時間がなくなることによる運動不足が心配される。朝夕、勤務前と勤務後に 30分ほどウォーキングすることにした。有酸素運動にするべく、かなりの速足で歩いている。鶴見川から眺める夕陽、緑道に咲く花を楽しみながら…。

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鶴見川

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太尾堤緑道

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太尾堤緑道

在宅勤務をするのに、思わぬ罠があった

リモートアクセスの回線が増強されるとのことで、ようやく在宅勤務ができるようになる。その準備とチェックも兼ねて、先週金曜日の午後から家に戻って自宅のシンクライアント環境から仕事をしてみたところ、思わぬ罠があった。僕の場合、自宅のデスクトップ PC にシンクライアントの USB メモリーのキーを挿し込んで、ブートすることでシンクライアント環境が立ち上がる。

いざ Teams で音声会話を試みようとした時に気づいた。「あれ?マイクと音声出力の端子が分かれている。」何と自宅のデスクトップ PC では、マイク付きイヤフォンのジャックを、入力と出力に分配しないといけないのであった。いつもノートパソコンを使っていたので気づかなかった。何とも情けない話だ。慌てて Amazon で分配ケーブルを注文する。名のあるメーカーのものは既に売り切れ状態。在宅勤務する人が増える中、僕と同じような課題に気づいた人が多いのかもしれない。

その日はそこまでだったが、今週になっていよいよ環境が整い、在宅ワークできるか試行してみた。アクセスする人が少ない時間帯は、PowerpointExcel を使った資料作成・編集、 Outlook を使ったメール送受信、Teams でのテキストベースのチャットなどは、支障なく動く。同じく在宅している同僚との音声の通話と資料の共有による打ち合わせも、少人数であれば可能である。

しかし在宅勤務者が増え、特定のアクセスポイントに集中してネットワークが逼迫してくる時間帯になると、状況は一変する。1対1 でも音声が途切れて、コミュニケーションをとるのがかなり難しい。Teams より Skype の方がまだマシで、少人数での音声通話と資料共有ができる。またシンクライアントによる一人作業については、アプリケーションの切り替え、文字入力のスピード、Powerpoint の資料作成など、その遅さにかなり忍耐を要する。アクセスポイントの増設が進むことで、状況が改善することを望みたい。

自宅で資料を作成していて気づいたのは、「いつまでも仕事をしていられる」ということだった。時間の区切りを決めておかないと、延々と一人で作業ができてしまうことになる。この後もさまざまな気づきがあるだろう。家にいても、オフィスにいる時と同じ気持ちや姿勢で働くために、先人たちのノウハウ を参考にしたい:

wired.jp

在宅勤務の長所と課題、特に従業員のエンゲージメントの低下についての記事もある:

toyokeizai.net

同僚や部下とのきめ細かいコミュニケーションが必要だ。音声ないしテキストで、普段よりこまめに連絡を入れることで、相手の状況もわかるし、こちらの孤独感も軽減される。

備忘のために 、シンクライアント環境についての TIPS をメモしておく:

デスクトップ・パソコンの場合:

  1. ブート時に [F2] を押して、BIOS のブート設定画面に行き、ブートの優先順位を変更。USB メモリーを先頭に持ってくる。
  2. Windows をシャットダウンする時は、[Shift] キーを押しながらシャットダウン。もしくは再起動する。
  3. シンクライアントとしてブートする時には、[F11] を押してブート制御画面に行き、ここで USB メモリーを選択。
  4. ブートする時に [F11] を押さないと、なぜかハードディスクから Windows 10 がブートしてしまうので要注意。

ノートパソコンの場合:

  1. ブート時に [F2] を押して、BIOS のブート設定画面に行く。そこで以下の設定を行う。
  2. Advanced の画面にて、USB Memory からのブート順序を先頭に持ってくる。(暗号化ソフトより前)
  3. Security の画面にて、Secure Boot を Disabled に設定する。
  4. [F10] で上記変更をセーブして Exit。
  5. USB Memory からリブートできるようになり、シン・クライアントが立ち上がる。

シンクライアントUbuntu ベース。リモートアクセスする前に、最初の画面(右上端)で、音声(マイクとスピーカー)を使えるようにしておくこと。Windows が立ち上がった後は、音声デバイスの制御ができない。

芝・増上寺の桜

毎朝、通勤の途中に寄って、芝・増上寺の桜を見ている。週末、日曜日に季節外れの雪が降ったが、桜は散らなかった。

こうやって写真を眺めていると、改めて東京タワーが好きな自分に気づく。

2020年3月26日:見ごろまでもう少し。

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3月27日:いよいよ見ごろに。朝と昼。

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3月30日:満開。

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3月31日:朝と夜。

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ついでにオフィスのすぐ近くの寺院に咲く桜。

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横浜の夜景、再び

新型コロナウィルスの影響で、春休みのレストランの予約が取り易い。先週末の夜景&ディナーに味を占めて、今週もみなとみらいに出かけた。今回は家族の誕生日、卒業&就職、転職祝いをすべてまとめて、インターコンチネンタル・ホテルのなだ万にて。

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muranaga.hatenablog.com

www.interconti.co.jp

超絶技巧が凄い「超写実主義絵画の襲来」(Bunkamura ザ・ミュージアム)

多くの展覧会が延期、美術館が閉館している中、会期を短縮して開館している Bunkamura ザ・ミュージアム「超写実主義絵画の襲来」展に出かける。去年の台風の水害により現在は休館しているホキ美術館所蔵の写実絵画の展覧会である。ホキ美術館には 2017年10月に出かけて、その超絶技巧の細密な絵画に度肝を抜かれた。今回の展覧会には約 70点が出品されており、あの感動を再び味わうことができた。

www.bunkamura.co.jp

muranaga.hatenablog.com

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生島浩《5:55》

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五味文彦《いにしえの王は語る》

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小木曽誠《森へ還る》

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小木曽誠《森へ還る》(部分)

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島村信之《幻想ロブスター》

2年半前にホキ美術館を訪問した時の感想をそのまま引用しておく:

写実絵画は、洋画としてはとうの昔に「終わった」と考えられるべきものなのかもしれない。写真の登場とともに、「現実を写し取る」絵画の役目は終わり、抽象画、心の内面を描く絵に、近現代の美術は進んでいったと考えられる。そういう時代にあえて写実の道を選んだ画家たちがいる。その「超絶技巧」は、素直に「凄い」と心を打たれる。その技術を見せつけるために、あえて難しいモチーフを選んだのではないかと思わされるものもある。女性の表情、肌、髪。甲殻類、樹木。布、ガラス、水。そして風景…。ちょっと離れてみても凄いし、近づいて仔細に見てもやはり凄い。

絵画のような写真を撮ったのがソール・ライターだとすれば、写真のような絵画を描くのが写実絵画である。古典絵画の写実の技法を、究極まで高めたのが、スーパーリアリズム、超写実主義ということになるのだろう。写真で切り取られた画像ではなく、それをもとに、あえて人が絵筆を持って、現実を現実らしく描く。写真とは違う存在感が、写実絵画からは感じられる。画家の来歴を見ると、レオナルド・ダ・ヴィンチフェルメール、ベラスケスなどの模写をしてきた人が多い。中にはイタリアで壁画修復を学び、画家に転じた羽田裕のような人もいる。彼は何層にも重ねて描く油絵を「塗装工学」と呼ぶらしい。点描のような細密表現が独特である。

相変わらず、森本草介の筆触を消す技法、セピアトーンで、少しだけソフトフォーカスのかかった女性の絵や風景画が好きである。エディンバラ在住の原雅幸の風景画にも心惹かれる。

日本には数多くの超写実絵画の画家たちがいる。下記の本でその一端を知ることができる。

写実絵画とは何か? ホキ美術館名作55選で読み解く

写実絵画とは何か? ホキ美術館名作55選で読み解く

水害で休館しているホキ美術館が、無事に再開されますように。

www.hoki-museum.jp

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ランドマークタワーから望む横浜の夜景

新型コロナウィルスの影響で、普段の春休みなら予約をとるのが難しいレストランが、当日でも予約できてしまう。思い切って横浜ランドマークタワーの 68階にある横浜ロイヤルパークホテルのレストランに出かけた。

これが大正解。夕暮れから夜に変わる高層からの眺めを満喫することができた。高層から見ると、遠くにあるはずのものが意外と近くにあって、不思議なスケール感である。横浜は港の街であることを実感する。

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関内から本牧方面

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横浜から遠く木更津方面

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横浜港、赤レンガ倉庫

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大桟橋、ベイブリッジ

帰りがけに勘定を済ませた後に「東京方面の夜景もご覧になりますか?」と言われて、空いている個室に案内された。部屋の照明を落としてあるので、いっそう夜景が映える。ガラスへ室内が映り込むこともない。ちょっとしたホスピタリティが心に残った。 以下の写真はその時撮ったものである。

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みなとみらい

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みなとみらいから大黒埠頭方面

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みなとみらい

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みなとみらいから東京方面

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帆船日本丸

そうそう、久しぶりにランドマークプラザに行ったら、くまざわ書店が 5階から 2階へ移転、そしてかなりシュリンクしてしまっていた。時代の趨勢だろうか。思いがけない本と出合える大型書店の存在は貴重だったが、残念である。