エンジンのパワー、トルクは小さいが、アクセルの開閉に合わせてきびきびと走る。サスペンションもよく、初代レヴォーグと比べると、路面状態をうまくいなすし、ロードノイズも拾わない。軽快な車だな、という印象である。初代レヴォーグはロードノイズを拾ってゴロゴロする感じがあったが、このインプレッサSTI Sport にはそれがない。
インプレッサを返して、新型レヴォーグ STI Sport に乗り換えてみてすぐにわかるのは、その静かさである。ロードノイズを拾わず、しなやかに路面をいなす乗り心地。余裕のあるエンジン。改めて愛車の価値を見直した次第である。
ディーラーの作業が予定より半日早く終了したので、代車から愛車に乗り換え、三菱一号館美術館で開催されている「テート美術館所蔵 コンスタブル展」に出かける。一歳年長の J. M. W. ターナー(1775-1851年)とともに、英国の風景画の評価を高めたジョン・コンスタブル(1776-1837年)の回顧展である。
スマホでアクセスできる解説コンテンツが用意されており、展覧会を回りながら、該当する作品の前で見てみるのも楽しい。またパウル・クレーが使った「油彩転写」という画法の解説映像なども用意されており、作品の横にある QR コードからアクセスできるようになっている。音声はなくすべて字幕になっており、絵を鑑賞しながら、その技法を知ることができるように工夫されている。