2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
平成最後の美術館巡りは、府中市美術館の「へそまがり日本美術」展。へそまがりな禅画。徳川将軍の下手だけど味のある絵。蘆雪、蕭白、若冲ら「奇想の画家」たちが緩く崩して描いた絵。「へたウマ」「ゆるカワ」な絵が楽しい。丁寧な解説を読みながら、肩の…
朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニングは、日用品の中に人物のミニチュアを置く映像が印象的だった。その田中達也さんの「見立て」の世界観が楽しめる「センス オブ スケール展」が、横須賀美術館で開催されている。ちょっとした日帰りドライブも兼…
サントリー美術館で開催されている「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」は、デザイナーの佐藤オオキさん(NENDO)が提案する、日本美術の新たな楽しみ方を満喫できる展覧会である。作品の背景や作者の意図を知る左脳的なアプローチ…
19世紀、ラファエロを模範とする英国ロイヤルアカデミーへのアンチテーゼとして生まれた「ラファエル前派」。ラファエロより前の初期イタリア・ルネサンスの画家に倣った細密な描写を特徴とする。その支持者であるラスキンの素描と、ラファエル前派の主要な…
「令和」という新元号は、万葉集から発案されたそうだ。万葉集と言えば、中学・高校時代の古文の勉強にまでさかのぼることになる。古今和歌集や新古今和歌集と比べて、素朴な万葉集の歌に魅かれたのを思い出す。残念ながら、僕にはそれくらいの思い出しかな…