Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エントランスが美しい根津美術館、「はじめての古美術鑑賞」展を観る

根津美術館の「はじめての古美術鑑賞」展を観る。今年で4回目の企画ということだが、僕が行くのは2回目になるだろうか。今回は水墨画を中心に、そこに描かれているテーマが何かを扱っている。日本古来の物語、中国故事の人物など、その絵を理解するために必…

出光美術館がジョー・プライス氏のコレクションを購入!

出光美術館がジョー・プライス氏の江戸絵画コレクションの一部を購入するというビッグ・ニュースが入ってきた!bijutsutecho.comr.nikkei.comwww.sankei.comジョー・プライスは、かつての日本では評価されていなかった伊藤若冲を発掘した人だ。建築家フラン…

東京都美術館「クリムト展 ウィーンと日本 1900」で、クリムトの美しい絵を堪能する

週末の金曜日。会社帰りに「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(東京都美術館)に行く。平日にもかかわらず、チケットを買って入場するまで20分もかかるくらい並んでいた(チケット待ちで並んでいる間にオンライン・チケットを買えばよかった)。会場内も混…

『五感でわかる名画鑑賞術』にみる美術鑑賞の極意

西岡文彦『五感でわかる名画鑑賞術』は、『簡単すぎる名画鑑賞術』の続編に相当する。前作はタッチの変遷に焦点を当てた興味深い鑑賞ガイドとなっていたが、本作は著者自身の個人的な経験をふまえたエッセイの要素も持っている。五感でわかる名画鑑賞術 (ち…

美術鑑賞がますます楽しくなる『簡単すぎる名画鑑賞術』

『いちばんやさしい美術鑑賞』はアマチュアならではの鑑賞ガイドがわかりやすかったが、逆に美術のプロフェッショナルが、中学生にもわかる簡潔で明快な絵画の読み解き方を指南する本がある。西岡文彦『簡単すぎる名画鑑賞術』。題名の通り、とても分かりや…

三井記念美術館「円覚寺の至宝」展を観た後は、日本橋三越にて「大人ランチ」

雨の土曜日。あいにくの天候にもかかわらず、クリムト展は混雑しているようだったので、行き先を変え、三井記念美術館の「円覚寺の至宝」展に出かける。ウェブサイトに掲載されている、この展覧会の内容は以下の通り: 本展覧会は、大用(だいゆう)国師200…

数100点にわたる横浜美術館コレクション、そして「横山大観 画業と暮らしと交流」展

地元・横浜で開催されている展覧会を二つ紹介する。一つは横浜美術館で開催されている「Meet the Collection -アートと人と、美術館」。横浜美術館開館30周年を記念して、その所蔵する300点もの作品が展示されている。西洋美術、日本美術、版画、彫刻…。ダ…