Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

勉強法

昨日の続き。勉強する意欲があってもやり方がわからないという人がいるのかもしれない。世の中に勉強法の本が増えてきたのも、そういう人が多くなったからだろうか。

古くは立花隆 「「知」のソフトウェア」。この本からは、アウトプット志向のインプット、読む価値のないものは読まない、よい入門書の選び方・読み方、そして中級本から専門書への展開のしかたを学んだ。

そして 「超整理法」野口悠紀雄先生による 「「超」勉強法」。ここに書かれた勉強法の3原則「(1) 面白いことを勉強する (2) 全体から理解する (3) 8割までをやる」はどんなことを勉強するときにもあてはまる。初版は 1995 年に出ているが、当時野口先生は「なぜ勉強法の本がないのだろう」と記されている。それから 10年以上を経た今、勉強法の本は巷にたくさん溢れている。

いずれの本も著者それぞれのノウハウが紹介されていて、ざっと目を通すだけでも面白い。「これは役に立ちそう」と思う手法を随時取り入れていけばよいと思う。どの本も勉強に対する考え方・心構えは基本的には同じである。伊藤真氏が 「夢をかなえる勉強法」で次のように述べている。「自分の人生の目標は何か?それはなぜか?そのために何をしているのか?その答えをさがすために、私たちは勉強をしているのである。」これは心に響く。

IT・ネット業界を描く本を次々に出している佐々木俊尚氏の 「3時間で「専門家」になる私の方法」は、インターネット時代の勉強法の一つを提示していると言えよう。

杉村太郎氏の本は勉強法というよりは勉強への意欲・モチベーションを高める本。

「知」のソフトウェア (講談社現代新書) 「超」勉強法 (講談社文庫)
夢をかなえる勉強法 できる人の勉強法 できる人の英語勉強法
3時間で「専門家」になる私の方法 TOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道 (Diamond basic)