Muranaga's View

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iPhone は常時接続でクラウドコンピューティングの端末となるか

週末、わが家の iPod touchiPhone 2.0 Update for iPod touch をインストールしてパワーアップさせた。これで App Store のアプリケーションが iPod touch で動くようになった。こうなると iPhone 3GiPod touch と実質的に違うところは

  • 常時ネット接続:外出先でもネットアクセスできる
  • 位置情報: GPS 利用のアプリが使える
の2点に集約されるように思う。この二つの違いに月額約 8,000円の料金を払う価値を認めるかどうかが、iPhone 3G 購入を決心する分かれ目になる。少しだけ冷静さを取り戻した自分がいる…。

…とは言いつつも、常時接続のインターネット環境。わざわざ PC を取り出さなくても、いつでも好きなときに AmazonGoogle につながり、ニュースやブログを読むことができる世界。これはサーバ側コンピューティング、あるいはクラウドコンピューティングと呼ばれるサービス形態をいつでもどこでも実現することであり、ぜひ一度体験してみたいものである。

また Exchange サーバと同期してスケジュールやアドレス帳を一元管理、MobileMe で複数の iPhone / iPod 間でデータを同期、というビジネスユースの展開も気になる。以前 Palm のような PDA でスケジュール管理をしていた時よりも、格段に便利になっているはずだ。仕事用ということで iPhone を会社で購入する、という安易な解を求めてしまうかもしれない。

いずれにせよ、常時接続により iPhoneクラウドコンピューティングの端末になる機会を得た。App Store にある有料アプリケーションの料金をベンダーとシェアする新しい収益モデルが、その実現を支えることになる。端末側アプリケーション自体は無料にし、サーバ側コンピューティングの利用料を、サービス提供者と収益シェアするようなこともあり得るだろう。