Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

整形外科のリハビリ

整形外科医院には年配の方がたくさんやってくる。そしてその多くは診療の待合室には入らずにそのままリハビリルームに行く。以前ここの医院に来た時は「部屋の中で何をしているんだろう」と思っていたが、今回初めてリハビリルームの中に入って事情がわかった。牽引用の医療器具が数台置いてあり、腰を伸ばしていたのである。

いったん治療を受けた後も、患者さんにはリハビリという形でずっと通ってもらえる。なるほど、よい商売だと思った。リハビリルームや医療器具を含めた初期の設備投資はかなりのものだったろうが、リピーターをきちんと確保することによりそれを回収していき、損益分岐点を超えてしまえばあとは利益になっていく。15分単位で「牽引」を「サービスとして」を売る。ある意味、ASP / SaaS (Software as a Service) と似ているビジネスである。