Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

同級生と大井町「有むら」にて飲む

年に一回、中学・高校時代の同級生たちと大井町の寿司屋有むらぐるなび)で飲むのが、恒例になりつつある。

刺身、つまみ、寄せ鍋、にぎり。新鮮な素材が美味い。「森伊蔵」「魔王」のような芋焼酎をグラスで頼む。この仲間ではあまり仕事の話はしない。むしろ時事・社会問題の話が多い。このメンバーが特徴的なのは、皆、自分の頭で考え、自分の意見を持っていることだろう。それぞれの視点から意見を戦わせているようでいて、結局、互いに言いたいことだけを言っているだけのような気もするが、お酒を飲みながらの自由な語らいは楽しい。これは昔からちっとも変わっていない(進歩がない?)が、忌憚なく、意見を言い合える友人たちは貴重な存在である。

今年の話題はやはり金融危機に端を発する景気である。今回はこの数ヶ月で急速に悪化したことを、肌で感じる。1929年の大恐慌時代の歴史を勉強している友人がいて、その時との類似・差異を話す。当時は結果的に戦争という最悪のシナリオに向かったが、今回はどうなのか。保護主義は間違っていると歴史は教えているが、今も既にその兆候は見られている。今回は新興市場に出ていくという手段はとれない。どうなるのか。『大暴落1929』という本を教えてもらったので、読んでみようと思う。

それにしても来年の今頃はどうなっているのだろうか?またこうして集まることができるだろうか?その時は何を話題にしているのだろう?

大暴落1929 (日経BPクラシックス) 熱狂、恐慌、崩壊―金融恐慌の歴史 「大恐慌」以後の世界 (光文社ペーパーバックス)


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