Muranaga's View

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ピッツバーグ・スティーラーズ、劇的な逆転勝利で NFL 最多の6度目のスーパーボウル制覇!

スーパーボウルは例年、月曜日の朝に生放送される。3年前に我らがピッツバーグ・スティーラーズPittsburgh Steelers)が出場した時には、その日一日中、新聞や Web などのメディアをシャットアウト、キヨスクのスタンドや電車の中で誰かが読んでいる新聞を見ないようにして帰宅、家族にも結果をしゃべらないよう厳しく言っておいてから、おもむろに録画された試合を観戦した。

残念ながら今年の第43回スーパーボウルはそういう訳に行かず、最終結果を知った状態で試合を観た。結果を知っていたからよかったようなものの、スティーラーズらしい、最後まで冷や冷やさせられる試合で、生で見ていたら物凄くフラストレーションが溜まったであろう、その分、興奮も感激もひとしおの劇的な内容であった。

3rd クォーターまで 20-7 とピッツバーグがリード。僕はこのままスティーラーズデフェンスが守り切ったのかと思っていたが、4th クォーターの残り2分37秒で 23-20 と逆転のタッチダウンを決められた。「万事休す」と思われたにもかかわらず、78 ヤード残った最後のドライヴを QB ロスリスバーガー(Roethlisberger)が冷静にコントロール。残り35秒。逆転のタッチダウン・パスが、彼の手から WR のサントニオ・ホームズ(Holmes)に通った時は、録画放送でありながらテレビの画面に向かって叫んでいた。ぎりぎりのパスキャッチで、ホームズの足が残っていたかをビデオレビューしている間、ロスリスバーガーがトムリン(Mike Tomlin)・ヘッドコーチと手をつないで祈っていたのが実に印象的であった。

スーパーキャッチ スーパーキャッチ

ビデオレビューが多く、試合の行方を左右する微妙な判定も多かった。インターセプトしたハリソンが 100ヤード走ってタッチダウンするなど印象的なプレーもあったし、同じハリソンが unnecessary roughness の反則をするなど反省点も多い試合であったかと思う。しかしすべては 27-23 という勝利に集約される。スティーラーズ・ファンにとっては、忘れられない一夜になった。