...というわけで、中学校レベルの「瞬間英作文」を実践し始めている。その提唱者である『英語上達完全マップ』の著者が、いくつかそのトレーニング用の教材を出しているので、一冊選んでみた。店頭で見るとどれも似たようなタイトルで、何を選んだらいいのか迷ってしまうが、注意深く比べてみると、
- 文法項目ごとに短文が並んでいる(中学校レベル+仮定法)。
- 文法項目を離れ、ランダムにシャッフルされた短文が並んでいる。
- 複数の文型を組み合わせた、長めの文が並んでいる。
といった違いがあることがわかる。本来ならば基本に戻って最も易しいものを選ぶべきなのだろうが、ついプライドが邪魔をして、上記 2. を前半に500、3. を後半に500、全部で1,000文を収録した『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』を買ってしまった。さて、結果は...?
どうやら何とかなりそうである。ちょっとした空き時間を使って、一日数10文づつ進めて、無事、前半の短い500文については最初のサイクルを終えることができた。問題は後半。構文が複雑になるので、どうなることやら。
それにしてもこの本に収められている英文だけ見ると、実に簡単なものばかりである。単語で知らないものはないし、構文も中学校で習うレベル。「英文を組み立てる以外の一切の抵抗をトレーニングから取り除く」ことで、瞬間英作文の回路形成に集中することになる。正直、中には「おや?」と首をかしげるような文も入っているが、細かいことは気にせず、英語の文をすばやく構成することだけを考える。
アメリカにいた頃はこの回路が活性化していたのかもしれない。今ではすっかり錆びついてしまったこの回路を再生させたい。これなくして、気のきいた英語表現を学んでも、土台のないところに家を建てるようなもので身につかないと思われる。当面、この本でトレーニングをしていく。これができたら、大学入試レベルの基本構文集について、「瞬間英作文」を試みるつもりでいる。
さて。鋭意養成中の英語アウトプット回路を実践の場で試すにあたって、格好の練習場となるのが、今や twitter である。一橋大学の石倉洋子先生(@yokoishikura)は、日本語と英語両方で同じことをつぶやいておられる。僕は、英語つぶやき用に別アカウント(@tmuranaga)を作って、少しづつ tweet し始めている。これはかなり恥ずかしい。