一時期「調子が上向いたかな?」と思ったこともあったのだが、ここ半年ほど、スコアが 120 前後で低迷したまま伸び悩んでいる。最大の原因はドライバーである。大きく右にスライスするため OB が多い。たとえ OB にならなくても林の中からリカバリーショットを打つため、スコアが伸びない。自信のないままティーショットしているので、スコアは伸びるはずがない。この状態からの脱却を図るべく、ここ 2ヶ月ほどかけて、少しづつスイングを矯正してきている。
大きく修正すべきは2点。テイクバックと、シャフトのしなりを使ったスイングである。
- テイクバックを深く
- インパクト時にシャフトをしならせるために、しっかり体の回転を使ってテイクバックする。
- アドレス時に左腕は右腕より前ないし上に。これによりインサイドアウトのスイングを実現する。
- 腕でクラブを持ち上げるのではなく、体・腰を右に回転させることでテイクバックを始動させる。
- 左肩を落とさない。前傾した上体の背中を軸にして体を右に回転させれば、左肩は落ちない。正面を向いて水平に体の回転をする動きが、そのまま上体が前傾しているだけ。
- トップの位置ではクラブを寝かせるくらいのイメージでいい。
- シャフトのしなりを使うスイング:ヘッドスピード最速はインパクト後
- 切り返しで力が入り、そこで急に腕を振り下ろす動きになっている。トップで力を入れない。ただしグリップを緩めない。
- ヘッドスピードが最速になるのはインパクト後。
- ボールを叩きに行かない。ヘッドをボールに叩きつけない。(クラウンの上部にボールが当たるとテンプラになる。アウトサイドインの軌道だとスライスが出る。)
- 手首を柔らかく使って「リリース」、ヘッドをシャフトより先に速く走らせる。ヘッドが回転した後に腕と体の回転がついていくイメージ。
- 手首のリリース、タイミングが早過ぎないよう、しっかりタメを作る。(たとえばキャッチボールの時の手首の使い方を思い出す。)
- 腕の動きと体の回転は同時。ヘッドが遅れると、ヘッドが右に向いたままボールに当たるため、プッシュアウトしてしまう。
- シャフトのしなり、ヘッドの重みを感じて振る。インパクト時にシャフトのしなりの返しとスイングとが同期すると距離が出る。
ヘッドを「先に走らせる」感覚が掴めてきたかもしれない。今まで腕だけの動きでクラブを速く振り下ろそうとしていたが、そうではなく、手首の返し・リリースにより、クラブのシャフトを「振り子のように」動かす。手首を早く返し過ぎると左にボールが出て行くが、タイミングが合うと真直ぐ飛んでいく。
うまく打てた時のイメージをまとめておく:
- トップでしっかり肩が入れて切り返す。この時グリップは柔らかく握れている。
- 切り返し時に脱力!体の回転が逆転することで、切り返しを意識する。腕の力を抜き、体の回転を切り返すようにする。腕を意識すると、どうしても腕を急に動かしてボールを叩きに行ってしまう癖がある。
- ボールを叩くのではなく、振り子のように「スイープする」イメージ。ボールではなく、その先のフォロースルーの軌道へ意識を持ってダウンスイングする。
- シャフトのしなりを感じ、手首のリリースを使う。スイングと手首とがうまく同期して当たると、まっすぐ遠くに飛んでいく。
うまくタイミングが合うと、200ヤードの距離がどんどん出るようになる。たとえテンプラになったとしても、それなりに距離の出るボールである。ティーアップも練習場では少し高めの 45mm にすると、よく当たるようになった。40mm のときはもっと体の中心にボールを置いた方が、高さとしてはちょうどよいのかもしれない。
一方、アイアンだと左に引っ掛けるボールが出ることがある。これはトップで腕に力が入り、腕を振り下ろす悪い癖が出ているから。脱力して切り返し、また少し右にボールを出すイメージを持って振るとドローボールが生まれる。
いろいろ書いてきたが、正直、過去にやってきたことをもう一度やるだけのこと。1年前、あるいは半年前の練習ポイントは今でもそのまま当てはまる。1年前に比べて成長したのは、下半身の安定であろう。フォロースルーで左足股関節を入れることにより、左足がばたつくことが少なくなった。少しでも上達していると思いたい。