Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

胃カメラを初体験

1ヶ月以上前から予約していた人間ドック。初めて胃カメラを飲む。事前に経験者の方々から辛い体験談を聞いており、少々憂鬱な朝であった。すべての検査が終わり、最後に残ったのが胃カメラ。喉への麻酔となる薬を飲み、横たわる。医師から事前に「苦しめば、さらに苦しくなる」「大きく息をし続けること」「目を閉じるとかえって胃に神経が集中するので目を開けておく」といった注意を受けた。

そしていよいよカメラを挿入。2度ほどむせて吐きそうになり、涙が出る。それを耐えていったん喉と食道をカメラが通ってしまうと、少し楽になった。ときどきお腹の中に感じる違和感を、大きく深呼吸をすることで我慢し続けた。カメラを抜く時は思ったほど苦しくなく、検査が無事終わってホッとした。

撮影した画像を見ながら医師の解説を聞く。一部の慢性胃炎、また慢性胃炎にいたる表層胃炎があるが、経過を見るだけでよいとのこと。胃、十二指腸、食道の鮮明な画像を見るにつけ、胃カメラを飲んでよかったかな、という思いがじわじわと湧いてきた。X線検査だけではわからないことがわかるだろうし、バリウムで一日お腹の調子が変になることもない。

そういう感想をツイートしたら、さまざまな反応をいただいた。「鼻から入れるファイバースコープの方が楽」「喉の麻酔が足りず苦しんだ」「こんなに辛いものとは知らなかった」などご同輩がたくさんいる中で、「麻酔ですぐ寝てしまい、気づいた時には検査が終わっている」という方もいる。どうやら喉の麻酔の他に、鎮静剤の注射を打つ方法があるらしい。

さて、人間ドックの結果はいかに。幸い再検査となる項目はなかったが、相変わらず尿酸値が高く、脂肪肝と診断され、またそれに伴い、コレステロールの値も基準を超えていた。面接の医者からは一言「飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足」と言われた。要するに「酒を飲むな」、ということらしい。確かにこのところ外で飲む機会が多く、また家飲みも再開していた。付き合いもあるので飲む機会を減らすのはむずかしいが、せめて一回に飲む量を気をつけることにしよう。そう思いつつも、早速この夜は宴会。困ったものである。