大雪の巣ごもり生活で、BBC の TV ドラマ Sherlock にハマってしまった

日本道路交通情報センターのウェブサイトによると、高速道路がずっと通行止めのまま。首都圏への物流が心配だ。さらに Twiiter などネット情報によれば、山梨をはじめ、随所が雪で閉じ込められ、陸の孤島となっているようだ。少しづつマスコミでも報道されるようになってきた。大雪災害が、じわじわと明らかになってきている。

横浜も先週より積雪があったが、日曜日から車で出かけられるくらいには融けてきている。とはいえ、土曜日から巣ごもり状態。映画好きの元上司から教えてもらった BBC 制作の TV ドラマ Sherlock にハマってしまった。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの現代版である。

息もつかせぬスピーディな展開、緻密な人物造形、スリリングなストーリー、謎解きの楽しみなど、自分が見たスリラー系の TV ドラマや映画の中でも、ベストの一つと言えるだろう。シーズン 1 の第1話 "Study in Pink" ですっかり魅了され、シーズン 2 の第1話 "A Scandal in Belgravia" は、そのどんでん返しの連続に、心臓を掴まれて持って行かれるような感覚をおぼえた。宿敵モリアーティとの対決を、昔読んだシャーロック・ホームズシリーズを思い出しながら楽しんでいる。

シーズン 2 までは、日本語版で Blu-ray や DVD が出ているが、かなり高価。一方、英語版はシーズン二つまとめて 3,000円と非常にリーズナブル。

SHERLOCK / シャーロック [Blu-ray]

SHERLOCK/シャーロック シーズン2 [Blu-ray]

Sherlock [Blu-ray] [Import]

最初は英語版を英語字幕で観た。ところが Sherlock の超早口の英語字幕を速読するのは大変。英語自体も難しい。その上、物語のスピーディな展開が合わさって、英語字幕付きでも 細かいところがわからない。80% 程度の理解に留まってしまい、どうにも消化不良である。何とか日本語版でちゃんと理解したいものだと思っていたところに、朗報が…。TV 向けのビデオ配信サービス「アクトビラ（acTVila）」にて、シーズン 1 も 2 も、それぞれ 3話パックが 1週間 500円でレンタルできるのだ。これはとてもありがたかった。

さてシーズン 2 最終話は衝撃的なラストで終了し、大きな大きな謎が残される。そのトリックを知るべく、シーズン 3 が観たくてたまらない。英国民はシーズン 3 が始まるまでよく 2年も我慢していたなと思う。日本語版でのシーズン 3 は、NHK BS にて 5月に放映される。あと 3ヶ月。待てない。というので、つい最近発売された英語版の Blu-ray を買ってしまった。（ちなみに US 版 Blu-ray は日本のプレーヤーで再生できる。英国版 Blu-ray は PAL 方式のため、一部のプレーヤーでは再生できない。"Sherlock Season 3" の Blu-ray は、日本の Amazon.co.jp にて並行輸入業者が売っているが、品切れになりがち。米国の Amazon.com から直接買って、航空便で送ると 1-2週間で届く。）

Sherlock Season 3 シャーロック　シーズン3

いや、なるほどね。そういうことだったのね。早口の英語と格闘しながらも、トリックが明らかになり、心の安寧を得た。ちなみにこの手の今どきの英語のドラマを観る時には、やはり『リーダーズ英和辞典』が手放せない。ときどき再生を一時停止して、iPhone 片手に電子版の『リーダーズ英和辞典（第3版）』 や Wikipedia でわからない語句を確認しながら、楽しんでいる。たとえば Oyster Card は英国民には当たり前のものかもしれないが、さすがにネットで検索しないとわからなかった。

シーズン 3 の第 1話に、シャーロック・ホームズの両親が出てくる。シャーロック・ホームズを演じるベネディクト・カンバーバッチの実のご両親である。

そうそう、Sherlock ファンに欠かせないのが、以下のケースブックである。こちらもできれば翻訳よりは原典で楽しみたい。

Sherlock: The Casebook

シャーロック（BBCドラマ）・ケースブック

追記：2014.2.24

帰宅すると、こんな雑誌がリビングに置いてあった。家族もハマる Sherlock。

シャーロック&ベネディクト FLIX special

マーティン・フリーマン FLIX special

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