2018年7月31日をもって、34年4ヶ月勤めた東芝を定年退職しました。役職定年と言われるものです。
コンピュータ・IT、インターネットが発達してきた時代で、次のような仕事をしてきました:
- 研究所にて、グループウェアやモバイルコンピューティングをはじめとする分散システムの研究開発
- インターネット事業カンパニーでの Web サービスのインキュベーション
- インターネット事業の経営、事業の売却・撤退
- クラウド事業カンパニーでの技術統括
- コーポレートでの全社イノベーション推進
研究所からインターネット事業へ。単なる IT オタクに過ぎなかった僕が、事業とマネジメントに目覚め、曲がりなりにも事業部長や子会社の経営に携わることができたのは、東芝という会社の懐の深さと、そこに勤める優秀な社員の皆様が支えてくれたおかげです。
さまざまな困難もありましたが、総じて言えばわくわくドキドキの幸せな日々であったと思います。東芝やお客様・パートナーの皆様には、長年にわたりお世話になり、本当にありがとうございました。
東芝グループにおいては、理系文系を問わず「技術のわかる経営者」が多く育って、新たな事業を創ったり、既存のビジネスモデルを転換したりすることを期待しています。後進の皆さんが、失敗を恐れず、新しいことに挑戦していきますように。
そして僕も明日から、東芝グループの子会社に移り、新たな場で挑戦を始めます。わくわくすると共に、その責任に身が引き締まる思いです。今後もよろしくお願い申し上げます。
最後に、長年支えてくれた家族に深く感謝します。ありがとう。