地元・横浜で開催されている展覧会を二つ紹介する。
一つは横浜美術館で開催されている「Meet the Collection -アートと人と、美術館」。横浜美術館開館30周年を記念して、その所蔵する300点もの作品が展示されている。西洋美術、日本美術、版画、彫刻…。ダリ、マグリット、エッシャー、奈良美智…。コラボレーション企画として、淺井裕介の展示室いっぱいの大作が印象深い。
横浜美術館は何度も足を運んでいる。「ヨコハマトリエンナーレ」の会場でもあるし、コレクション展は毎年開催されている。ここ数年で特に印象に残っている展覧会・企画展と言えば…:
- 「ヌード NUDE 英国・テートコレクションより」(2018年):ロダン『接吻』を360度好きな角度から見ることができた。
- 「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」(2016年)
- 「メアリー・カサット展」(2016年)
- 「蔡國強展:帰去来」(2015年):火薬を使った絵画、『壁撞き』(99頭もの狼が飛んで壁にぶつかる大がかりなインスタレーション)に驚いた。
- 「横山大観展-良き師、良き友」(2013年)
- 「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」(2013年)
もう一つは横浜高島屋で開催の「横山大観 画業と暮らしと交流」展。上野池之端にあった横山大観の自宅兼画室、およびその庭園は、横山大観記念館として、大観が遺した作品や所蔵するコレクションの一部を公開している。この展覧会では、その作品や書簡、下絵、画具などを展示し、そこから大観の画業や暮らし、多くの文化人たちとの交流を蘇らせる。