Muranaga's View

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ギネス認定の懸垂型モノレールに乗って千葉市動物公園へ。動くハシビロコウを初めて見る

会社記念日のため半ドン。午後はフリーである。「東芝時代の同僚が動物園の園長に転身した!」というので、今勤めている会社の社長が千葉市動物公園の「視察」を提案、何人かの仲間と一緒に、久しぶりに動物園に行くこととなった。千葉市動物公園は、かつて立ちあがるレッサーパンダ風太くん」で有名になった動物園である。

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芝公園・大門のオフィスから 1時間強、千葉駅で降りて千葉モノレール千葉都市モノレール)に乗り換える。千葉モノレールは、懸垂型モノレールとしては世界最長の営業キロ数を誇り、ギネス認定を受けているらしい。何だかかなり「痛い」ラッピングの車両に乗って、動物公園に向かう。

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モノレールの駅は動物公園に直結しており、新しい園長が出迎えてくれた。広大な緑の広がる公園の一角に動物園は作られている。平日でもあり、しかもあいにくの雨で、来園者は少なく、ほとんどわれわれだけが動物園にいるような感覚である。幸い、雨も上がり、傘を差さずに見て回ることができた。

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最初のモンキーゾーンは、どの猿も表情があって楽しい。フクロテナガザルはのど袋を膨らませて大きな鳴き声を上げながら、手すりのレールを運ていの要領で飛び回ったり、レールの上を歩いたり。そのスピードには驚かされた。チンパンジーは気になる人に向かって、土を掴んで投げてくる。ニシゴリラの雄のシルバーバックは本当に立派である。人の顔、性別がわかるらしく、気に入った飼育員がやって来ると嬉しそうだ。

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フクロテナガザル

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ニシゴリラ

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立派なシルバーバック

草原ゾーンにはゾウ、キリン、ライオン、ミーアキャット。チーターが走る動態展示場が 2020年オープンに向けて建築中であり、これができると集客力も高まるのではないだろうか?

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アジアゾウ

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アミメキリン

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ミーアキャット

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今回の白眉は、動かない鳥として知られるハシビロコウである。ハシビロコウは、餌の魚が来るのをじっと待ち、隙を見つけたら素早い動作で捕まえる。ちょうど屋外から室内へ戻って餌をもらう時間になったということで、魚を捕まえて飲み込むところを見ることができた。テレビで見たことのある狩りの瞬間だが、こんなにダイナミックに動くハシビロコウを、生で見るのは初めてである。

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ハシビロコウ


動くハシビロコウ

千葉市動物公園には興味深い「コンテンツ」がたくさんある。園長によると、家族連れだけでなく、より幅広い層が動物園を楽しんでもらえるようにしていきたいとのこと。この広大な敷地を数10人の職員(うち飼育員は10数人)で運営している。予算が限られている苦労が偲ばれる。民間企業出身の園長による動物園経営は、新たな一歩を踏み出している。

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