3ケ月前に納車したばかりの愛車、レヴォーグ STI Sport のリコール対応のために用意された代車は、黒のインプレッサ STI Sport であった。2020年10月に発売されたばかりのモデルで、その試乗車が代車として用意されたのである。
インプレッサに STI Sport のモデルが追加されたのは初めてのことらしい。STI のロゴや、赤を基調としたファブリックのシートが STI Sport のアイデンティティーを示している。
アイサイトも含めた基本的な操作性、コックピットのユーザ・インタフェースは、レヴォーグと同じ。共通プラットフォーム化、共通部品化が進んでいるように感じる。ステアリングはレヴォーグより一回り小さい気がするが、気のせいかな?
エンジンのパワー、トルクは小さいが、アクセルの開閉に合わせてきびきびと走る。サスペンションもよく、初代レヴォーグと比べると、路面状態をうまくいなすし、ロードノイズも拾わない。軽快な車だな、という印象である。初代レヴォーグはロードノイズを拾ってゴロゴロする感じがあったが、このインプレッサ STI Sport にはそれがない。
インプレッサを返して、新型レヴォーグ STI Sport に乗り換えてみてすぐにわかるのは、その静かさである。ロードノイズを拾わず、しなやかに路面をいなす乗り心地。余裕のあるエンジン。改めて愛車の価値を見直した次第である。