Muranaga's View

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新型レヴォーグ STI Sport の代車はレヴォーグ GT

新型レヴォーグのリコールおよび改善対策で、2週続けて代車に乗ることになった。先週はインプレッサ STI Sport。今週は新型レヴォーグ GT(正確には先進のアイサイトが搭載された GT EX)。ディーラーも対応が大変だろう、何とレンタカーの代車であった。

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真っ黒で精悍な印象のレヴォーグ。こんな車に後ろにつかれたら、すぐに道を譲ってしまいそうだ。

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レヴォーグ GT EX

GT というベーシックグレードだが、乗り心地や加速感など、僕には十分過ぎるほど。ブラックで精悍なエクステリアとは裏腹に、しなやかな乗り心地を実現している。初代レヴォーグのようなロードノイズを拾うざらつき感はなく静かだし、道路の凹凸もうまくいなす。そして先週乗ったインプレッサ STI Sport よりもパワーに余裕がある。インプレッサはきびきびとスポーティ、新型レヴォーグはしなやかな上質感。訴求している方向性が違うのかもしれない。

さて、代車の GT を返して、愛車の STI Sport の Comfort モードの走りと比較してみると、僕が感じることのできる違いはわずかである。GT は 17インチ、STI Sport は 18インチとタイヤが違う。その中にあって STI Sport の静粛性が優っている気がするが、もしかしたらひいき目による気のせいかもしれない。STI Sport の電子制御可変ダンパーを使った凹凸のいなしは、さすがに GT よりいい印象である。

ちょっと意外だったのは、GT の方がステアリングに遊びがあることだ。STI Sport の Comfort モードと比べても余裕がある。ステアリングの反応がいいという意味では STI Sport だが、GT の方が心持ちゆったり運転できる。

STI Sport の最大の特徴はモード変更による「キャラ変」である。Sport+ モードにした時のスポーティー性は、GT の Sport モードよりも遥かに上である。ダイレクトなハンドリング、硬いサスペンション、そしてパワーのある加速感。スポーツカーのような走りのワゴンになる。こういったスポーティーな走りや内装の上質感を求めないのであれば、ベーシックグレードの GT / GT EX でも十分だと思う。

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今回は、運転支援システムであるブレーキが過敏に反応する改善対策として、制御プログラムを書き換えた。ディーラーで数時間かかる対応であったが、テスラだったら無線で書き換えてしまうのかもしれない。この手の制御プログラムのデバッグ・調整は、かなり難しいと思う。かといって安全に関わるものだから、メーカーにはしっかりとした品質保証が求められる。

2週続けての代車は煩わしいものだったが、違うスバル車に試乗できる機会だったと前向きにとらえよう。こんな機会はあって欲しくはないが、一度 e-BOXER の車に乗ってみたいものである。

今回の代車はレンタカーだったが、レヴォーグを借りて初めて乗る人は、アイサイトやセンターインフォメーションの操作など、使いこなすのは大変だろうなと想像する。