Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

書類を捨てていたら、思わぬものを発見した

リモートワーク中心の勤務となり、それに合わせてオフィスもフリーアドレス化、床面積を半分に圧縮する方向で検討を進めている。それに伴って、紙の書類を整理しなければならない。1年間、ほぼアクセスしていなかった紙の書類だから、全部捨てられるはず。そう思ってどんどん捨てていたら、思わぬものを発見してしまった。

30数年前に、「入社4年目の論文」として、教育の一環で書いた(書かされた)数枚のエッセイである(論文と呼べるようなものではない)。タイトルは「ソフトウェアの独創研究をめざして」。どんなことを書いていたんだろう?思わず読んでしまったが、思い出すたびに「ギャッ」となってしまうような恥ずかしい中身の代物であった。

計算機科学・IT 系の研究所に入社して 3年。それまでの仕事を振り返りつつ、次の自分の研究テーマをどう考えるか。どうしたらソフトウェア先進国である米国に追いつけるか。想いばかりが先行して、データの裏づけもサポートする材料も乏しい文章だが、当時の経験をもとに、今後の夢や希望、悩みが縷々述べられていた。

こんな勢い先行の若者を、当時の上司の方は、温かい目で見守ってくれていたのだなぁと、改めて感じ入る。

さすがにこれをシュレッダーにかけるのは気が引けて、フォルダに挟んで抽斗の奥にそっとしまい込んだのでした。

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