三菱一号館美術館にて開催されている「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展に出かける。コロナ禍の中、西洋美術の展覧会は、6月に行った「クールベと海」展以来だから、実に久しぶりである。
イスラエル博物館が所蔵する印象派、およびその前後の時代の名品を集めた展覧会である。水、自然、都市を描いた風景画。一部の作品は写真撮影が可能になっている。
ピサロは一時期スーラの点描の技法の影響を受けた。この絵にもその新印象主義の追求が垣間見える。
地中海に面したマルセイユ近郊の町、エスタックを訪れたセザンヌ。この絵では小高いところから見晴らす家並みを、幾何学的な立体に落とし込んで描いている。
久しぶりの西洋画、それも印象派の絵を堪能した。心が洗われる。