Muranaga's View

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石田泰尚スペシャル第3夜:YAMATO String Quartet(YSQ) の弦楽四重奏を堪能する(ミューザ川崎シンフォニーホール)

ヴァイオリニストには見えない、とても特徴のある風貌でありながら、美しい音を響かせる石田泰尚さんのコンサートに行く。「石田泰尚スペシャル 熱狂の夜」と題されたシリーズの第3夜にあたり、YAMATO String Quartet による弦楽四重奏である。石田泰尚さんの演奏をライブで聴くのは初めてだし、そういえばミューザ川崎シンフォニーホールも初めてだった(昔は隣のビルにオフィスがあったにもかかわらず)。

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川崎の駅ビルで腹ごしらえしてから、ミューザ川崎に向かう。

月曜日の夜にもかかわらず、多くの聴衆が詰めかけていた。7月4日、米国独立記念日ということでドヴォルザークの《アメリカ》が、そしてピアソラの命日ということでピアソラの2曲が、演目に入っている(YSQ のチェリスト阪田宏彰さんのブログにも予告されていた)。

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そして石田泰尚さんらしい、YSQ ならではのアンコール曲:

濃密なアンサンブルだった。それぞれの作曲家の個性が、音に表れている気がする。ピアソラは、時に悪魔のように美しい旋律が奏でられる。ヴィオラとチェロで主旋律を始めたスメタナの音に、ボヘミアを感じてしまうのはなぜだろう?

石田さんのヴァイオリンの音は、本当に美しい。ビブラートをかけているようだが、音が揺れない奏法という気がする。

第4夜「石田組」によるアンサンブルがますます楽しみになってきた。今回は4重奏だったピアソラの「革命家」が、「石田組」の10人ではどのような編曲でどういう演奏になるのだろうか…。

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今夜のコンサートの様子は撮影されていたので、いずれ配信されると思われる。去年10月に同じくミューザ川崎で行われた YSQ のコンサートは YouTube(阪田宏彰さんのチャンネル)で視聴することができる。


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そうそう、ミューザ川崎シンフォニーホールの 3階には、ここで演奏したアーティストたちのサインが飾られている。その中から 2枚。