もともと年休を取得していたのに生憎の雨となり、予定をキャンセルして午前中は仕事をする。ただ、ヴァイオリニスト・辻彩奈 & ピアニスト・阪田知樹という若い二人のデュオの当日券があると聞いて、午後から休みにして、神奈川県立音楽堂に出かける。雨が降っているので車で出かけたのだが、同じように考える人が多かったと見えて、何と満車。すぐ近くに駐車場の空きがあって事なきを得た。
辻彩奈さんは県立音楽堂での演奏は初めて、阪田知樹さんは3回目とのことである。ロビーには「二人のファンより」という花束が届けられていた。
プログラムは《ロマン派の系譜》と名づけられたもの。このプログラムについて、辻彩奈さんによるメッセージ動画は下記の通り:
日本全国 10ヶ所をまわるツアーのちょうど折り返しの 5回目にあたるもので、シューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番は、このデュオによる初演奏とのことである。この曲はヴァイオリン、ピアノいずれのパートも、ソロ曲並みに難易度が高いとのことだったが、この二人はごく普通に弾きこなしていた。
辻彩奈さんはまだ 25歳とのことだが、とても落ち着いた演奏をする。伸びやかな音。曲目の影響もあるかもしれないが、ヴィオラの演奏を聴いているような印象さえある。
- シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D 384 op.137-1
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
- 休憩
- クララ・シューマン:3つのロマンス op.22
- R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 op.121
- アンコール
- R.シューマン:3つのロマンス op.94 より第2番
【本日のアンコール】
— 神奈川芸術協会 (@kanagawageikyo) 2022年7月15日
7/15 #辻彩奈 &#阪田知樹 デュオ・リサイタル #音楽堂
R.シューマン :3つのロマンス op.94 より第2番
ツアー折返し、練度も最高潮、息のあった演奏で愛と憂いの旋律に固唾をのんで聴き入ってしまいました😍😍
この若さでこの完成度、将来が楽しみすぎる最高のデュオでした‼️ pic.twitter.com/64nvW1vLVK