3連休の最終日。史上最大級の台風が九州に上陸、首都圏は晴れたかと思うと、時折激しい雨に見舞われる。そんな中、サントリー美術館の「美をつくし ー 大阪市立美術館コレクション」展に出かける。
「美をつくし」は難波津の航路標識である「澪標(みおつくし)」になぞらえたものであり、「身を尽くし」にも通じている。さらに今回のキャッチフレーズ「なにこれ」は「何これ?」と思う「難波のコレクション」を表している。
以下はサントリー美術館の Web サイトにある展覧会の概要紹介である:
大阪市立美術館は、東京・京都に次ぐ日本で三番目の公立美術館として、昭和11年(1936)に開館しました。長年にわたり築かれたコレクションは、日本・中国の絵画や書蹟、彫刻、工芸など8500件を超え、時代も紀元前から近代まで実に多彩です。とりわけ関西の財界人によるコレクションをまとめて収蔵する点に特徴があり、美術館の敷地も住友家から大阪市に本邸跡地が寄贈されました。
現在、美術館の建物は登録有形文化財(建造物)に指定されていますが、開館90周年(2026)を前に大規模な改修工事が行われることとなりました。そこで本展では、この長期休館を機に、各ジャンルから厳選された優品をご紹介いたします。同館でもそろって展示されることが滅多にない名品を、館外で一堂にご覧いただける初めての展覧会です。
展覧会名「美をつくし」は、大阪市章にもかたどられる「澪標(みおつくし)」になぞらえたものです。難波津の航路の安全のために設けられた標識「澪標」のように、美の限りをつくしたコレクションの世界へ身をつくしてご案内いたします。
関西で活躍した弁護士・政治家・実業家たちの珍しいコレクションが、大阪市立美術館に寄贈されている。大阪の弁護士、田万清臣氏と夫人の明子氏による仏教美術コレクション。東洋紡社長・阿部房次郎氏による中国美術コレクション。山口謙四郎氏による石造彫刻コレクション。スイス人実業家・カザール氏による漆工芸・印籠・根付のコレクション。バラエティ豊かな展示品を楽しむことができる。たとえば…
誕生仏とは、生まれたばかりの釈迦の姿を表した仏像。お釈迦様が生まれてすぐに右手で天を指さし「天上天下唯我独尊」と言ったことを表している。
不老不死を得た異形な仙人。青銅製で全面に銀と金を焼き付けている。
北野恒富は豊かな情感と退廃的な雰囲気を持つ美人画で一世を風靡したそうだ。
そしてスイスの実業家、カザールコレクションの中から、いろいろな根付(江戸時代に使われた留め具)が展示されていた。
ミニチュアサイズの道具のような根付。
舌切り雀や安珍清姫伝説のように物語や伝説を主題にした根付も多い。
伎楽や舞楽、能、狂言における面をかたどったものを面根付と呼ぶ。さまざまな表情の面が楽しい。
ランチはいつものように HARBS にて。パスタのランチサービスにサラダとハーフサイズのケーキ・飲み物がついてくる。最近、大好きなミルクレープがランチサービスで選べないのが残念ではあるが…。



東京ミッドタウンもだんだん秋を感じさせる装いになってきた。
「六本木アートナイト 2022」なるものが開催されていて、東京ミッドタウンにもいくつかの作品が紹介されていた。
攻殻機動隊の「笑い男」とネット上のシンボル「笑い泣き」のマッシュアップだそうである。
朝、六本木までの道のりは晴れて快適なドライブだったが、帰りの首都高では結構激しい雨に見舞われ、スバルのアイサイトが動作しない時があった。