Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

『新型アコードのすべて』にみるアコードツアラー vs. レガシィツーリングワゴン、そしてレガシィ コンセプト

今週初め、通勤の途中で、鮮やかなブルーのアコードツアラーが走っているのを見かけた。「おぉ!」と思って見ていると、スーッと僕の目の前に停車した。運転手が携帯電話をかけるために停車した様子で、試乗という感じではない。実車を見ずに予約購入した熱心なオーナーなのかもしれない。とても目を引くスポーティな外観である。

アコードツアラー アコードツアラー

11月から僕のブログへのアクセス数が増えているのは、実はこのアコードツアラーのおかげである。「アコードツアラー」という検索キーワードでググると、上位にこのブログの 「アコードツアラー vs. レガシィ・ツーリングワゴン」というエントリが来るためだ。なぜ Google だけこうなったのかよくわからない(Yahoo!検索エンジンでは上位に来ない)。アコードツアラー発売前からブログを書いていたからかもしれない。他にあまり「競争相手」となるようなアコードツアラーに関するページがないため、僕のブログだけがグーグルの検索エンジンにひっかかり、それと時期を同じくしてアコードツアラーが世の中の話題に上るようになって、アクセスが少しづつ増えていったと考えられる。そしてアクセスが増えるのと相俟って、検索結果も上位に来るようになり、さらにアクセスが増えるという相乗効果が働いた可能性がある。旬の話題をタイムリーに書く。アクセス数を伸ばすコツかもしれない。

さて 『新型アコードのすべて』には、アコードツアラーとレガシィ・ツーリングワゴン、アテンザ・スポーツワゴンの比較記事が出ている。

新型アコードのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報)

レガシィのデザインは、今年になって発売された他の2車に比べると、さすがに5年の年月を感じさせる。2500cc の水平対向エンジンも、低回転でのトルクはアコードツアラーに比べると見劣りがするようだ。しかも 1730mm という車幅に制限されるためか、座面が相対的に狭かったり、また後席の足元スペースも小さかったりするようだ。

一方のアコードは欧州のD セグメントを対象としているため、サイズが大きい。1840mm という車幅はレガシィより 10cm も広いことになる。デザインもスタイリッシュだし、内装のデザインも上質で流麗な印象を受ける。プレミアム・ガソリンベースのパワフルなエンジン(最高出力 206ps)を持つ。値段も高めの設定になっている。

今乗っているアヴァンシアの車幅は 1790mm である。家の近くの一車線の道路でのバスとのすれ違いや、自宅の駐車スペースを考えると、このサイズがぎりぎり許容範囲かな、という気がする。したがってアコードツアラーは泣く泣く選択対象から外さなければならない。

こうなると 2009年5月と言われるレガシィの新モデルの発表が待ち遠しい。気になるのはそのデザインとサイズである。現行と比べてパッケージングがどのように進化しているのか。アコードツアラーはグローバル市場を狙わんがために、日本市場のニーズにある程度目をつぶらざるを得なかった。レガシィも海外市場を狙うとなると、サイズが大きくなる可能性が高い。

年明けにデトロイトで開催される2009年北米国際自動車ショーにて、レガシィのコンセプトモデルが出展されることが発表された(PDF ファイル)。3.6リットルのエンジンを積むセダンのコンセプトを表す非常に力強い精悍な顔の写真である。米国ビッグスリーが不況にあえぎ、日本国内の自動車メーカーも厳しい局面を迎える中で開催される北米国際自動車ショー。逆風の中でのレガシィのコンセプト発表である。

レガシィ コンセプトモデル

追記:アコードツアラーに関するエントリ

追記レガシィ コンセプトに関するエントリ