Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Art

湘南をドライブして美術館カフェへ:「湘南を描く 入江観展」(茅ケ崎市美術館)

ふと思い立って、湘南をドライブ。茅ヶ崎市美術館のカフェ「ルシュマン」にランチを食べに行く。NHK「アートシーン」で茅ヶ崎市美術館の「湘南を描く 入江観展」が紹介され、数ヶ月前にこのカフェで食べた個性的なランチプレートを、もう一度食べたくなった…

2023年初の美術館巡りは、サントリー美術館から山種美術館へ。国宝の障壁画・日本の風景画を楽しむ

大晦日・元旦は老親と過ごし、2日、3日は箱根駅伝を見ながらの寝正月。体重もだいぶ増えたので、4日から活動を開始する。 2023年初の美術館巡りは、サントリー美術館「京都・智積院の名宝」展から、山種美術館「日本の風景を描く」展へ。 「京都智積院の名宝…

ところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムで、ゴッホと本の世界に入り込む

早朝、ゴルフ場に忘れ物を取りに行った帰りに、ところざわサクラタウンまで足を伸ばし、角川武蔵野ミュージアムを訪ねる。関越自動車道の所沢インターから 10分、あるいは JR武蔵野線東所沢駅から徒歩 10分のところにある。 寒い。ミュージアムの開館は朝10…

国宝である長谷川等伯一派の障壁画が何枚も!「京都・智積院の名宝」展(サントリー美術館)

今年は静嘉堂文庫美術館、トーハクと国宝を見る機会が多かった。最後を飾るのは京都・智積院の門外不出の国宝、長谷川等伯一派の障壁画である。サントリー美術館にて、5点もの大きな絵が展示されていて、迫力満点である。 寺外では初の試みとして「楓図」「…

英国食文化の歴史を辿る「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」(SOMPO美術館)

学術資料としての精緻な写実性と、美しい芸術性が共存するボタニカル・アートが好きである。SOMPO美術館で開催されている「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」展は、英国キュー王立植物園の食用となる植物を描いたボタニカル・アートを…

すべてが国宝という展示に圧倒される特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

週末の金曜日、少し早めに仕事を終えて、トーハク創立150周年記念の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」へ足を運ぶ。入手できたチケットの入場時間は 16:30-17:30。東京文化会館で早めの夕食を済ませて、17時過ぎに会場に入る。指定時刻より 30分ほど入場…

「特別展 没後80年記念 竹内栖鳳」(山種美術館)

「静嘉堂@丸の内」を楽しんだ後は、山種美術館で開催されている「特別展 没後80年記念 竹内栖鳳」に足を運ぶ。美術館の Web サイトにある概要紹介を引用する: 近代京都画壇の中心的存在として活躍した竹内栖鳳(せいほう) (1864-1942)。栖鳳は、円山・四条…

静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転、曜変天目をはじめ数々の至宝が展示されている(静嘉堂@丸の内)

2022年10月、静嘉堂文庫美術館が丸の内・明治生命館に移転した。愛称は「静嘉堂@丸の内」。世田谷区岡本にあった時より、格段に交通の便がよくなった。開館記念展覧会「響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき―」では、曜変天目をはじめ、国宝7件を含む数々の…

砥上裕將『 線は、僕を描く』:青春小説で知る水墨画の奥深い魅力

映画化されたのを機に、砥上裕將『 線は、僕を描く』を再読した。水墨画家でもある著者のデビュー作である。 線は、僕を描く (講談社文庫)作者:砥上裕將講談社Amazon 両親を事故で失い、心に深い傷を負った若者が、水墨画の巨匠にその才能を見出され、絵を描…

友人の写真展、久しぶりのすみだ北斎美術館

両国・国技館の前のギャラリーで開かれている友人の写真展に立ち寄る。『バリの息吹』という写真集で、ガムランの舞踊をはじめ、ヒンドゥー教の冠婚葬祭など、信仰と結びついたバリの人々の生活を紹介するほど、バリ島の王族との交流が深い方であるが、今回…

隈研吾さん設計の建物が竣工

最近完成した隈研吾さん設計の建物。隈研吾さんのご実家の近くで、ご本人にとっても里山で遊んだ思い出の地とのこと。

「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」展と、美術館カフェの個性的なランチを楽しむ(茅ヶ崎市美術館)

「台風直撃。明日のゴルフは中止だなぁ…」とちょっとブルーになりがちな気分を盛り上げるべく、サザンオールスターズを聴きながら、湘南方面に向けてハンドルを握る。めざすは、茅ヶ崎市美術館で開催されている「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」と言う…

仏教美術、中国美術、日本美術、工芸…。さまざまな作品を楽しむ「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」展(サントリー美術館)

3連休の最終日。史上最大級の台風が九州に上陸、首都圏は晴れたかと思うと、時折激しい雨に見舞われる。そんな中、サントリー美術館の「美をつくし ー 大阪市立美術館コレクション」展に出かける。 「美をつくし」は難波津の航路標識である「澪標(みおつく…

印象派以降のフランス絵画史・美術運動を辿る「スイス プチ・パレ美術館展」(SOMPO美術館)

SOMPO 美術館で開催されている「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」を見に行く。スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館は、19世紀後半から 20世紀前半のフランス絵画を中心とした作品を収蔵している。 www.sompo-museum.org 今…

上野の美術館巡り:東京都美術館「芸術 x 力 ボストン美術館展」から、東京藝術大学大学美術館「日本美術をひも解く」へ

上野の美術館巡り。まずは東京都美術館「芸術 x 力 ボストン美術館展」へ。 www.ntv.co.jp 古今東西の権力者たちが、その力を誇示・維持するために芸術の力を利用してきたということで、その肖像画であったり美しい工芸品であったりが、ボストン美術館のコレ…

板谷波山の多彩な陶芸に魅了される(出光美術館)

夏休みの美術館巡り。横浜そごうでのランチの後は、改装していた出光美術館を久しぶりに訪ねる。「生誕150年 板谷波山 -- 時空を超えた新たなる陶芸の世界」展。 その多彩な陶芸に心を奪われる。美しい器の形、多様な彫り紋様に、釉薬を使い分けることで美し…

美しい天空の写真に心が洗われる「KAGAYA 星空の世界」展(そごう美術館)

夏休み初日は、ぐるっとパス、東京駅周辺美術館共通券を活用しての展覧会巡り。そごう美術館と出光美術館を訪ねる。 まずは横浜・そごう美術館で開催されている「KAGAYA 星空の世界」展。美しい天空の写真に心が洗われる。 日本全国、そして全世界を巡って、…

美しい花の写真・映像に元気づけられ(東京都庭園美術館)、水を描いた日本画を見て涼む(山種美術館)

連休の最終日は美術館巡り。 東京都庭園美術館で開催の「蜷川実花 瞬く光の庭」展では、美しい花の写真と映像に元気づけられる。 www.teien-art-museum.ne.jp 山種美術館「水のかたち」展では、水をテーマにした日本画で涼む。千住博の滝をはじめ、さまざま…

サントリー美術館、泉屋博古館東京と巡る中、指揮者の鈴木優人さんと偶然すれ違った

連日の気温 35度超の天気予報を見て、ゴルフに行くのを諦め、涼しい美術館巡りをする。 まずはサントリー美術館「歌枕 あなたの知らない心の風景」展へ。 www.youtube.com 「吉野」と言えば桜。「龍田」と言えば楓。和歌の世界では、土地が特定のイメージと…

『国立西洋美術館 名画の見かた』を読むことで、より楽しめる「自然と人のダイアローグ」展と常設展(西洋美術館)

国立西洋美術館のリニューアルオープン記念展覧会「自然と人のダイアローグ」を見に行く。ドイツのフォルクヴァング美術館の協力を得て、西洋美術館(西美)の松方コレクションをはじめとする多くの所蔵作品を楽しむことができる。一部の作品を除いて、作品…

美しい風景日本画を観る:「生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠」展(山種美術館)

SOMPO美術館「シダネルとマルタン展」の後は、山種美術館まで足を延ばし、「生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠」展を観る。 奥入瀬を描いた作品が美しい。秋、そして春。二つの大きな絵が展示されている。 《山澗雨趣》は奥只見での写生をもとに描かれている…

「最後の印象派」と称される二人の画家「シダネルとマルタン展」(SOMPO美術館)

「最後の印象派」と称されるフランスの画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタン。この二人に焦点を当てた「シダネルとマルタン展」を観に、SOMPO美術館に足を運ぶ。 www.sompo-museum.org 名前を聞いたことはあるが、その絵をあまり見る機会がない二人…

「絵のある陶磁器 仁清・乾山・永樂と東洋磁器」展(三井記念美術館)

雨の日の美術館巡り。「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展を観たあとは都美のレストラン(ここも上野精養軒の経営である)でランチ。そして三井記念美術館へ向かう。リニューアルオープン第1弾の展覧会「絵のある陶磁器 仁清・乾山・永…

巨匠たちの絵を観て西洋美術史を辿る「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展(東京都美術館)

お休みをとったのに、あいにくの雨。美術館巡りをする。まずは都美(東京都美術館)。そしてリニューアルした三井記念美術館。 朝の渋滞を避けるべく、湾岸線からレインボーブリッジ経由で上野へ。「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展が…

ドライブ気分で「リアル(写実)のゆくえ」「けずる絵、ひっかく絵」展、そしてランチ(平塚市美術館)

湘南へのドライブも兼ねて、平塚市美術館の「リアル(写実)のゆくえ」展を観に行く。NHK の「日曜美術館 アートシーン」で紹介されていて、面白そうと感じたから。買ったばかりの新しい靴でのお出かけは、ちょっと心が弾む。 入り口では鉄製のイグアナが出…

見たことのない北斎の絵に出合える「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」展(サントリー美術館)

北斎すみだ美術館をはじめ、いくつもの「北斎展」に行き、葛飾北斎の作品はかなりの数見たと思う。たとえば 3年前の「新・北斎展」は圧巻のボリュームであった。だが今回、サントリー美術館で開催されている「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―…

泉屋博古館東京リニューアル記念展「日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京」

泉屋博古館東京がリニューアルした。その最初の記念展覧会は、住友の持つ日本画コレクションを展示した「日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京」展である。 東京の画家として、狩野芳崖、橋本雅邦、菊池容斎、下村観山、小林古径、山口蓬春。京…

「没後50年 鏑木清方展」:鏑木清方は単なる「美人画家」ではなかった(東京国立近代美術館)

「西の松園、東の清方」と、京都の上村松園と並び、「美人画家」として称される鏑木清方。伊東深水や川瀬巴水の師匠でもある。「没後50年 鏑木清方展」が東京国立近代美術館で開催されている。 kiyokata2022.jp 先日の山種美術館の上村松園の展覧会と同じよ…

開館55周年記念特別展「上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―」(山種美術館)

トーハクで空也上人像を観た後、山種美術館の開館55周年記念特別展「上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―」に立ち寄る。 「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである。」 自らそう語った上村…

教科書に載っている空也上人像を観る:特別展「空也上人と六波羅蜜寺」(東京国立博物館)

トーハクの本館の一室で開催されている特別展「空也上人と六波羅蜜寺」を観に行く。 kuya-rokuhara.exhibit.jp お目当ては日本史の教科書に載っている空也上人像である。 10世紀以降、現世利益ではなく浄土への往生を求めることで現世の苦しみから逃れること…