Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Magazine

「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」(東京都美術館)に行きたい!

雑誌読み放題サービスの無料お試しで、「サライ」最新号を読んだ。東京都美術館で2019年2月9日から開催されている「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」が特集されている(「美術手帖」による紹介記事)。辻惟雄『奇想の系譜』(1970年初版)により、そ…

雑誌読み放題サービスは便利だけれど、危険でもある

月額 300-400円で雑誌読み放題の時代になっていることに、最近まで気づかず、相変わらず最寄り駅の本屋で雑誌を立ち読みしていた。迂闊だった。雑誌読み放題サービスの比較記事(たとえば applio や XERA )を参考に、まずは1ヶ月の無料お試しをやってみる…

ハーバード・ビジネス・レビューの IoT (Internet of Things) 特集

HBR (Harvard Business Review) 2014年11月号は IoT (Internet of Things) / IoE (Internet of Everything) の特集号であった。このほどその翻訳が日本版「ハーバード・ビジネス・レビュー」2015年4月号として刊行された。日本語版では村井純先生が寄稿され…

Dell と HP がめざす PC 以外の IT ビジネス(The Economist)

"Dell and HP: Rebooting their systems"(The Economist, March 10th 2011) Dell と HP (Hewlett-Packard) は成熟した PC 市場から離れようとしている。果たしてどんな IT ビジネスに向かおうとしているのか。上記 The Economist の記事によれば、新しいデバ…

スポット市場の登場によりクラウド・コンピューティングはコモディティになる(The Economist)

"Cloud computing: A market for computing power" (The Economist, February 17th 2011) Enomaly というソフトウェア会社が、クラウド・コンピューティングのスポット市場 SpotCloud を開始した。SpotCloud 自身も Google App Engine のクラウド上で、グロ…

Nokia の反例としての Cisco(The Economist)

"Cisco: The anti-Nokia"(The Economist, February 10th 2011) 自らの作り直しに苦闘する Nokia(ノキア)の反例として、Cisco(シスコ)が挙げられている。Cisco は買収を積み重ねて、ネットワーク機器の No.1 メーカーになっているが、時代遅れにならない…

Microsoft の腕の中に落ちる Nokia (The Economist online)

"Nokia falls into the arms of Microsoft", The Economist online, February 11th 2011 "Nokia at the crossroads: Blazing platforms", The Economist, February 10th 2011 Microsoft(マイクロソフト)の幹部だった Stephen Elop が Nokia(ノキア)の CE…

グーグルの魔法はいつまで続くのか?(The Economist, December 4th 2010)

最近の自分のネット生活を振り返ると、ソーシャルネットワークを流れる情報、つまりソーシャル・ストリームと向き合っている時間がずいぶんと増えた。Twitter(ツイッター)のタイムラインで、自分が興味のある分野のキーマンをフォローすることにより、有用…

Twitter の広告モデルが論議を呼ぶ(The Economist, April 17th 2010)

大規模ソーシャルサービスである Twitter(ツイッター)が、いよいよ恒久的なマネタイズに向けて広告モデルを発表した。生態系(エコシステム)構築に向けて、さまざまなパートナーを巻き込む必要のある Twitter ではあるが、収益モデル確立をめざした最近の…

クラウドのオークション化(The Economist, March 13th 2010)

2ヶ月ほど前、The Economist に "Clouds under the hammer" (March 13th 2010) という記事が載った。タイトルにあるように、Amazon によりクラウドによる資源提供がオークション化されたという内容の記事であり、前半でクラウドのベースとなる仮想化技術の最…

The Economist 「ソーシャルネットワーキング」特別レポート:"A World of Connections"

ソーシャルネットワーキングが発達し人々のプラットフォームになりつつある中、The Economist が特集でこれを取り上げ、地球規模の新しい交流の時代の始まりであると、非常に前向きに論じている: A special report on social networking "A world of connec…

GE はどうやって自らを破壊しているのか --- 新興市場からのグローバル化(Harvard Business Review, October 2009)

"How GE Is Disrupting Itself"(「GE はどうやって自らを破壊しているのか」、In Brief、Harvard Business Review, October 2009)は、わが社のエグゼクティブの間で「課題図書」になっているらしい。ざっと目を通してみると以下のような記事であることがわ…

スマートフォンがスマートでなくなる日(The Economist, October 3rd, 2009)

最近の The Economist は仕事に関連のある興味深い記事が続いている。先週はスマートフォン、今週はスマートグリッド、そして来週はクラウド・コンピューティングである。まずはスマートフォンの記事、"The boom in smart-phones: Cleverly simple"(October…

新興市場における携帯電話の驚異(6)--- 仕上げ

The Economist(September 26th, 2009)特集「新興市場におけるテレコム産業」まとめ "Mobile marvels"(原文)→ 「携帯電話の驚異」(日本語要約) "Eureka moments"(原文)→ 「発見の瞬間」(日本語要約) "The mother of invention"(原文)→ 「発明の母…

新興市場における携帯電話の驚異(5)--- 声を越えて

The Economist(September 26th, 2009)特集「新興市場におけるテレコム産業」まとめ "Mobile marvels"(原文)→ 「携帯電話の驚異」(日本語要約) "Eureka moments"(原文)→ 「発見の瞬間」(日本語要約) "The mother of invention"(原文)→ 「発明の母…

新興市場における携帯電話の驚異(4)--- 上へ上へ、そして遠くへ(Huawei)

The Economist(September 26th, 2009)特集「新興市場におけるテレコム産業」まとめ "Mobile marvels"(原文)→ 「携帯電話の驚異」(日本語要約) "Eureka moments"(原文)→ 「発見の瞬間」(日本語要約) "The mother of invention"(原文)→ 「発明の母…

新興市場における携帯電話の驚異(3)--- 発明の母

The Economist(September 26th, 2009)特集「新興市場におけるテレコム産業」まとめ "Mobile marvels"(原文)→ 「携帯電話の驚異」(日本語要約) "Eureka moments"(原文)→ 「発見の瞬間」(日本語要約) "The mother of invention"(原文)→ 「発明の母…

新興市場における携帯電話の驚異(2)--- 発見の瞬間

The Economist(September 26th, 2009)特集「新興市場におけるテレコム産業」まとめ "Mobile marvels"(原文)→ 「携帯電話の驚異」(日本語要約) "Eureka moments"(原文)→ 「発見の瞬間」(日本語要約) "The mother of invention"(原文)→ 「発明の母…

新興市場における携帯電話の驚異 --- The Economist:「新興市場におけるテレコム産業」特集

「ガラパゴス携帯」ということばが象徴しているように、日本のケータイは独自の進化を遂げた。では日本以外のグローバル市場はどうなっているのか。まずは欧米市場。iPhone に代表されるスマートフォンが普及し始めている。そしてアフリカ・中国・インドなど…

ピッツバーグ(Pittsburgh)を懐かしむ

G20 を控えた先週の The Economist に The revival of Pittsburgh: Lessons for the G20(「ピッツバーグの復興:G20 への教訓」) という記事が載った。ピッツバーグは 15年ほど前に 1年半住んだ町。懐かしくて、この号で最初に読んだのがこの記事である。 …

「少年時代」と「大人の科学」

われわれの世代に刺さる雑誌の企画が2本。一つは少年時代の憧れであり、当時の情景を再現する鉄道模型のジオラマを組み立てていく、その名もずばりの「鉄道模型 少年時代」。 僕自身、特に鉄道少年だった訳ではないが、近所にある模型店のジオラマをいつも…

「オープン・クラウド宣言」("Open Cloud Manifesto")は漠然としていて時期尚早 --- The Economist 誌の冷静な見方

半年前の「企業 IT 特集」を読んで以来、The Economist 誌のクラウド・コンピューティングに関する記事には欠かさず目を通してきた。4月2日の「クラウド・プロバイダをめぐる動き」というエントリは、"Gathering clouds" という記事に触発されて書いたもので…

「iPhone vs. Android ソフトウエア開発の実際」(日経エレクトロニクス、2009.2.9)

iPhone と Android のアプリケーション開発に特化している GClue 社の代表取締役である佐々木陽氏が、それぞれのソフトウエア開発の違いを解説した記事が、日経エレクトロニクス 2009.2.9号に掲載されている。同社のサイトに、この二つのスマートフォンの比…

「UNIX Magazine クラウド特集」、"Programming Amazon Web Services"、"S3 and Ec2 Cookbook"、"Web Architecture and Programming in the Cloud"、『仮想化大全』

「クラウドを超えて」("Above the Clouds")を読んで クラウド・コンピューティング --- The Economist:「企業 IT 特集」を読む --- この二つのクラウド・コンピューティングに関するエントリは、梅田望夫さんにブックマークしていただいたこともあって、…

クラウド・コンピューティング --- The Economist:「企業 IT 特集」を読む ---

A special report on corporate IT "Let it rise", The Economist, October 25th 2008(クラウド・コンピューティング「企業 IT 特集」) 2ヶ月ほど前、社内でクラウド・コンピューティングを紹介する講演をしたところ、思いのほか好評であった。その時の講…

村上春樹の力強い言葉「僕はなぜエルサレムに行ったのか」

村上春樹がエルサレム賞を受賞、折も折、イスラエルがガザ地区に大規模な攻撃を行った後に授賞式に出かけ、「壁と卵」("Of Walls and Eggs")というスピーチを行ったことに対して、賛否両論があったことは記憶に新しい。「僕はなぜエルサレムに行ったのか」…

ソニー:ゲーム開始 --- 新体制で再生をめざす("Game on", The Economist)

"Game on" (The Economist, March 7th 2009) 翻訳(JB Press) ハワード・ストリンガー会長が、今までリストラを阻んできた中鉢社長を、ようやく辞めさせることができたので、これからは自らが主導して、ソニー変革をめざす。今までにできたのは、AIBO など…

「製造業崩壊」("The collapse of manufacturing"、The Economist)

"The collapse of manufacturing" (The Economist, February 21st 2009) JB Press の翻訳 最近の日本のビジネス週刊誌は「電機全滅」「建設焦土」と言ったショッキングなタイトルを並べているが、天下の The Economist の表紙にも、"The collapse of manufac…

Amazon の Kindle は出版・新聞・雑誌業界の iPhone/iPod となるか? (The Economist, February 14th, 2009)

The Economist(February 14th, 2009) が、Amazon の新しい Kindle について社説と記事を書いている: "Electronic books and newspapers: An iTunes moment? "Electronic-book readers: Well read" Kindle は「本の iPod」と称され、iPod/iPhone、iTunes と…

ダーウィン生誕200周年、『種の起源』刊行150周年 (The Economist, February 7th 2009)

今日2009年2月12日はダーウィン(Charles Darwin)生誕200年にあたり、また今年2009年は『種の起源』("On the Origin of Species"、岩波文庫〈上〉・〈下〉)が発刊されて150年ということで、The Economist 誌が進化論を紹介している("Unfinished business…