Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年 ラストラン

2021年 ラストランは、2021年最後の夕焼けを眺めながら。

定番の美術館巡り:サントリー美術館から山種美術館へ

休日の定番の美術館巡りのコースは、サントリー美術館から山種美術館を訪れるものである。 今日もサントリー美術館の千四百年御聖忌記念特別展「聖徳太子 日出づる処の天子」を観た後に、東京ミッドタウンで早めのランチ。 www.suntory.co.jp そして山種美術…

弦楽器のアンサンブルを聴く

何年ぶりだろう?久しぶりにライブ演奏を聴く機会を得た。と言っても、市民講座の一環で開催されたミニコンサートだが。場所はサンピアンかわさきのホール。東京交響楽団のメンバーによる弦楽のアンサンブル。 フルオーケストラで聴くよりも、弦楽器それぞれ…

「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展:渡邊木版美術舗の鮮やかな摺り、スティーヴ・ジョブズの審美眼を堪能する(SOMPO美術館)

今年になって何度、川瀬巴水の展覧会を訪れたことだろう。4月の平塚市美術館、6月の府中市美術館、そして町田市立国際版画美術館を前(8月)後期(9月)。 その最後を飾るのは SOMPO美術館で開催されている「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展である。 www.sompo-…

1年ぶりのアーティゾン美術館:コレクション展「印象派ー画家たちの友情物語」「特集コーナー展示 挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」

森村泰昌の「M式『海の幸』」で頭を揺さぶられた後は、心穏やかにアーティゾン美術館の石橋財団コレクションを楽しむ。テーマは「印象派ー画家たちの友情物語」。 www.artizon.museum にしうら染(漫画家)による「印象派画家相関図」 漫画家のにしうら染が…

1年ぶりのアーティゾン美術館:「M式『海の幸』ー森村泰昌 ワタシガタリの神話」展

都会の真ん中で非日常の時間を過ごせる別空間。アーティゾン美術館を初めて訪ねた時の印象である。あれからちょうど1年。再びアーティゾン美術館を訪れた。 アーティゾン美術館 石橋財団コレクションと現代美術家のジャムセッションとして、「M式『海の幸』…

新装したとらや赤坂店を初めて訪れた

東京国立博物館(トーハク)で「最澄と天台宗のすべて」展を観て、ホテルオークラのレストラン「ゆりの木」でランチ。その後は、新装したとらや赤坂店を初めて訪れる。 www.toraya-group.co.jp 「和菓子で楽しむ錦絵」展を観るのが主目的だが、あわよくば虎…

久しぶりにトーハクに行き、伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」を観覧する(東京国立博物館)

東京国立博物館に、伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」を観に行く。トーハクに行くのは、「出雲と大和」展以来だから 1年9ヶ月ぶりということになる(コロナ禍で「鳥獣戯画」展に行くことはできなかった)。 muranaga.hatenablog.com …

ジョギングを始めて1年経ちました

速足のウォーキングでは飽き足らず、ジョギングを始めてから1年経った。途中、足を痛めたり、心拍数計を導入したり、サボりがちな期間もあったが、何とか続いている。その間、5km くらいは走れるようになったけど、特にスピードが増した訳でもなく、速足に…

丸の内を散歩

先日は東京ステーションギャラリーから OAZO へ。そして今日は三菱一号館美術館から丸ビルへ。東京駅の丸の内あたりを散歩している。 muranaga.hatenablog.com muranaga.hatenablog.com 何だかんだと丸の内に来る機会があるので、「丸の内カード」を作ること…

「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展に行き、久しぶりに西洋画を観る(三菱一号館美術館)

三菱一号館美術館にて開催されている「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展に出かける。コロナ禍の中、西洋美術の展覧会は、6月に行った「クールベと海」展以来だから、実に久しぶりである。 mimt.jp 三菱一号館美術館 イスラエル博物館が所蔵する印…

ショパン・コンクールをオンライン映像配信で楽しんだ

第18回ショパン国際ピアノコンクールは、反田恭平さん 2位、小林愛実さん 4位という日本人のダブル入賞という喜ばしい結果となった。 tabimatch.com ontomo-mag.com 上記のサイトからは、入賞者の演奏動画が 1次予選から決勝までまとめられている。 そう、今…

モバイル PASMO にすると番号も変更されるのだった

今年の8月、iPhone 11 を購入した時に、PASMO カードを Apple Wallet に登録した。その際、いったん「モバイル PASMO」にしてしまうと、元の PASMO カードは使えなくなって、しかも元通りに戻せないという「罠」があった。そして、その「罠」には続きがあっ…

東京ステーションギャラリーから山種美術館へ:小早川秋聲、速水御舟、吉田善彦を観る

久しぶりに東京駅へ。丸の内北口のドームを見上げると、何だか気分が高揚する。 東京ステーションギャラリーの「小早川秋聲」展を観る。 旅する画家の絵を楽しんだ後は、OAZO のアマルフィイ・モデルナでランチ。 そして久しぶりに丸善に行って、本の中を散…

東京タワーを望む景観が変わっていく

約1ヶ月ぶりに出社してみたら…。芝公園から望む東京タワーの景観が激変していた。 東京タワーと同じくらい、330m の高さのビルの建設が始まっていたのである。「麻布台プロジェクト」だ。地下鉄日比谷線の神谷町駅と、南北線の六本木一丁目駅の間のエリアの…

2021年9月のジョギングとウォーキング

2021年の9月のスロージョギングとウォーキングについて振り返る。 9月28日はウォーキングの途中、鶴見川の河川敷から冠雪した富士山が見えた。 9月30日には、いつものコースに何やら見慣れぬ立ち入り禁止のポールが立っている。近づいてみると、スズメバチに…

左足の甲の痛みは疲労骨折ではなく、ジョギングを再開した

9月10日からの左足の甲の痛みは、どうやら捻挫であったようだ。おそらくゴルフの素振りをした時に捻ったようで、1週間くらいすると痛みは引いてきた。恐る恐るウォーキングを再開したり、ゴルフをプレーしたりしてみたが、痛みがぶり返すことがなかった。 初…

「刀剣 もののふの心」展:いつもと違って女性客が多いサントリー美術館

サントリー美術館で開催されている「刀剣 もののふの心」展に出かける。ある程度予想していたとは言え、女性客が8割から9割、しかも若い女性が多い。いつもとは全く違う客層である。今回の展覧会は、美術館側が新しい顧客層を開拓しようとした企画展だと思う…

台風による雨で鶴見川の水位はどう変わったか?

左足の甲の痛みは、歩くのには支障がないくらいに治ってきたので、今日は少し足を伸ばして、鶴見川の亀の甲橋(亀の子橋と表記する場合もある)を渡って、日産スタジアムまで散歩する。ちょうど 6km、1時間ほどの道程になる。 台風14号に伴う雨の影響で、朝…

安野光雅「洛中洛外と京都御苑の花」展を堪能、「ます寿司」を買って帰る

彼岸花を見た後は、横浜・高島屋で開催されている「安野光雅 追悼『洛中洛外と京都御苑の花』展」を観に行く。 安野光雅と言えば、子供の頃に読んだ絵本『ふしぎなえ』をよく覚えている。そして大人になってからは『旅の絵本』シリーズを楽しんだ。今回は安…

雨が降る中、西方寺に咲く彼岸花を見に行く

台風14号が日本列島を西から東に横断してくる影響で、9月の3連休の初日は雨。予定していたゴルフのラウンドも中止(ゴルフ場もクローズ)。一日の時間が空いた。 毎年この時期に見ごろを迎える地元・西方寺の彼岸花(曼殊沙華)を見に行くことにした。時折、…

左足の甲の痛みは捻挫か?疲労骨折か?

金曜日の夜から左足の甲が痛いので、かかりつけの整形外科に診てもらう。症状の経緯は下記の通り: 9月10日、金曜日の朝、ジョギングの際に少し違和感を感じた 同日夜、左足ベタ足でゴルフの素振りをした際に、ひねって痛みを感じた 翌11日 土曜日は、痛みを…

左足の甲が痛い

ヤバい。左足の甲が痛い。 昨日の朝のジョギング中に少し違和感を覚えた場所である。昼間少し痛む程度だったのだが、左足ベタ足でゴルフ・スイングの素振りをした途端、さらに傷めた気がする。昨晩ロキソニン・テープを貼って就寝。 今朝起きた時は少し痛み…

オリンピック期間に 3kg 太ったが、ジョギングとウォーキングで元に戻した

今年7月末から8月初めにかけて、3kg も太ってしまった。自宅のソファに寝そべって、オリンピック観戦していたからである。しかも鳩サブレーを紅茶に浸して食べるという禁断の行為を毎晩続けていた。 www.hato.co.jp 心拍数計を買ったのを機に、3週間ほど、ス…

「プロジェクトX 挑戦者たち『運命の最終テスト ~ワープロ・日本語に挑んだ若者たち~』」を観て

「プロジェクトX 挑戦者たち『運命の最終テスト ~ワープロ・日本語に挑んだ若者たち~』」が再放送された。 新価格版 プロジェクトX 挑戦者たち 運命の最終テスト ~ワープロ・日本語に挑んだ若者たち~国井雅比古Amazon 「運命の最終テスト」~ワープロ・…

芹ヶ谷公園を散策する

町田市立国際版画美術館は、芹ヶ谷公園の一角にある。芹ヶ谷公園は、地図でもわかる通り、谷戸と呼ばれる谷間の地形にある。自然の地形・森・水を生かした公園で、美術館を訪れたついでに散策することが多い。 芹ヶ谷公園は谷戸と呼ばれる地形にある muranag…

「浮世絵風景画 - 広重・清親・巴水 三世代の眼 -」展を再訪する(町田市立国際版画美術館)

町田市立国際版画美術館にて開催されている「浮世絵風景画 - 広重・清親・巴水 三世代の眼 -」展を再訪する。なぜなら前期・後期で全作品の展示替えが行われたからだ。 前期の展示を観に来た時にも書いたが、今回の「浮世絵風景画」展は、副題にあるように、…

ジョギングしつつも、右足の「アキレス腱周辺炎」は快方に向かっている(気がする)

7月から右足のアキレス腱を伸ばすと踵が痺れるように痛む症状があり、8月3日にかかりつけの整形外科に診てもらって「アキレス腱周辺炎」と診断、内服の痛み止めとロキソニンの消炎湿布薬を処方してもらっていた。 muranaga.hatenablog.com その後 8月10日、8…

『立花隆のすべて』『精神と物質』:25年の時を超えて

新旧『立花隆のすべて』 あれ?またもや同じ本が2冊? 右は 1996年に発刊された文藝春秋の臨時増刊号『立花隆のすべて』(単行本化・文庫化されている)。左は25年の時を経て、2021年8月に出た『立花隆のすべて』。今年 4月に 80歳で亡くなった立花隆を、さ…

辻惟雄『日本美術の歴史 補訂版』は15年ぶりの改訂になる

辻惟雄『日本美術の歴史』 あれ?同じ本が2冊? 右は、2005年に出版された辻惟雄先生の『日本美術の歴史』。左は、その15年ぶりの改訂版である。書き誤り・書き忘れを改め、新しい作品を加えたり図版を取り替えたりしたということで、『補訂版』とされてい…