Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Business

デジタルマーケティング・Web サービスの会社の役員に就任しました

東芝を退職し、2018年8月1日付で「東芝デジタルマーケティングイニシアティブ株式会社」の取締役に就任しました。この会社は主に東芝グループのデジタルマーケティングを支援するために、Web・コンテンツ系の事業を持つ 3つの会社の機能を再編・統合して、新…

退職のご挨拶

2018年7月31日をもって、34年4ヶ月勤めた東芝を定年退職しました。役職定年と言われるものです。 コンピュータ・IT、インターネットが発達してきた時代で、次のような仕事をしてきました: 研究所にて、グループウェアやモバイルコンピューティングをはじめ…

子会社の社長を退任しました

2018年4月1日付で、去年の 6月末から社長を務めていた東芝シグマコンサルティング株式会社が、東芝総合人材開発株式会社に合併されるのに伴い、社長を退任しました。東芝の経営再建に伴って、人材開発・教育に関わる機能を、一つの会社に集中させる再編の一…

50数年の人生で初めて美容院へ行ってみた

自他ともに「新しもの好き」と認められている僕。もともとソフトウェア屋で、IT ガジェット好き、どちらかというとアーリーアダプター(early adopter)。仕事でも「切り込み隊長」と言われることがある。ところが実際には、保守的な側面もある。50数年生き…

子会社の社長を兼務することになりました

経営再建に向けて、さまざまな再編・改革を行っていく必要がある中、所管する小さな子会社の代表取締役を兼務することになりました。この子会社の方向づけをすることがミッションの一つであり、社長という立場も、もしかしたら一時的なものになるかもしれま…

社内起業家育成プログラム「始動 Next Innovator」からの学び:パネルセッション・メモ

日本企業のオープン・イノベーションを支援する試みとして、経済産業省は「シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト」を行っている。その一環で、2015年に実施した社内起業家をシリコンバレーに送り込む育成プログラム「始動:Next Innovator」から得られ…

社内起業家育成プログラム「始動 Next Innovator」からの学び

日本企業のオープン・イノベーションを支援する試みとして、経済産業省は「シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト」を行っている。その一環で、2015年に実施した社内起業家をシリコンバレーに送り込む育成プログラム「始動:Next Innovator」から得られ…

ハーバード・ビジネス・レビューの IoT (Internet of Things) 特集

HBR (Harvard Business Review) 2014年11月号は IoT (Internet of Things) / IoE (Internet of Everything) の特集号であった。このほどその翻訳が日本版「ハーバード・ビジネス・レビュー」2015年4月号として刊行された。日本語版では村井純先生が寄稿され…

グローバル企業のトップ・リーダの育成

今日は一日研修。ドメスティックな企業が、欧米の企業を買収して、グローバル企業へ。グローバル市場で「勝つ」。そういう経営環境に置かれた会社の人事・組織作りについて、その人事・HR 担当役員が話す講演が、とても印象的で面白かった。日本では「いいマ…

データ分析者・データサイエンティストの仕事を知る良書『会社を変える分析の力』

ビッグデータ・ブームの中で、21世紀で最もステキな仕事と持ち上げられているデータサイエンティスト。そのデータ分析の仕事の中身を具体的に説明する本が『会社を変える分析の力』である。著者は大阪ガスで、10年かけて独立採算のデータ分析の部署を立ち上…

新オフィスはショッピングモールの隣り

今日から川崎駅からすぐ近くの新しいオフィスで執務する。 引越しにあたって、机の引き出しやキャビネットにある書類を梱包したら全部で段ボール 12 箱となった。前回が 18箱だった気がするので、2/3 に減らしたことになる。思い切ってかなりの書類を捨てた…

楠木建先生の経営エッセイ『経営センスの論理』

『ストーリーとしての競争戦略』(参考:再読のためのノート)の著者、楠木建教授(オフィシャルブログ)の経営にまつわるエッセイを新書にまとめた本が『経営センスの論理』である。もともとは日本版ハーバード・ビジネス・レビューのオンラインサイトに掲…

新入社員におじさんが思い出話を語る

今年の新入社員に対して経験談を語る、技術幹部講話を行った。要するにおじさんの思い出話、ですね。新入社員たちにとっては迷惑な話。ちょうど前日、研究所に入社した者たちの同期会があり、リタイア後のことがいやでも視野に入る時期であることを実感した…

To the Cloud: Cloud Powering an Enterprise サマリー

"To the Cloud: Cloud Powering ane Enterprise" は、企業 IT のクラウド化について、Microsoft が自社での事例を踏まえて、エグゼクティブ向けに解説・啓蒙する本である。100ページほどの薄さで各章の最後にサマリーがついているので、短時間でブラウズする…

のんびりと、しかし心を新たに 2012年を迎える

2011年末の大掃除の課題は、クローゼットからはみ出している衣服と、床の上に積み上がった本の大群の整理整頓。前者については、「きっと痩せられる」という甘い期待のもと、キープしてあった一サイズ下のスラックスをすべて処分することで解決した。後者に…

米国・中国・欧州と海外出張を終えて

7月末から9月初めにかけて 1ヶ月ちょっとの間に 3回海外出張をする機会があった。米国(ボストン、アトランタ、シリコンバレー)、中国(北京)、欧州(フランス、ドイツ)を巡り、新たな事業開発に向けて、企業を訪問したり現地法人と議論を重ねたりした。…

The Economist が薦めるビジネス書の古典

ビジネス書はどれも似たりよったり。価値のない本が毎年多量に出版されている。でもごくたまに示唆に富む本があるので、全く無視する訳にもいかない。どうやらこれは世界に共通の現象のようだ。The Economist が3ヶ月に一度の頻度でビジネス新刊書のレビュー…

Dell と HP がめざす PC 以外の IT ビジネス(The Economist)

"Dell and HP: Rebooting their systems"(The Economist, March 10th 2011) Dell と HP (Hewlett-Packard) は成熟した PC 市場から離れようとしている。果たしてどんな IT ビジネスに向かおうとしているのか。上記 The Economist の記事によれば、新しいデバ…

駅探、上場おめでとうございます

株式会社 駅探、東証マザーズへの上場、おめでとうございます。初値5,530円(PER 23.8倍)、終値 5,110円は立派な数字だと思います。中村社長をはじめとする、駅探の皆さんのこれまでの努力が報われたのだと思います。そして駅探を支えてくれるパートナーた…

スポット市場の登場によりクラウド・コンピューティングはコモディティになる(The Economist)

"Cloud computing: A market for computing power" (The Economist, February 17th 2011) Enomaly というソフトウェア会社が、クラウド・コンピューティングのスポット市場 SpotCloud を開始した。SpotCloud 自身も Google App Engine のクラウド上で、グロ…

Nokia の反例としての Cisco(The Economist)

"Cisco: The anti-Nokia"(The Economist, February 10th 2011) 自らの作り直しに苦闘する Nokia(ノキア)の反例として、Cisco(シスコ)が挙げられている。Cisco は買収を積み重ねて、ネットワーク機器の No.1 メーカーになっているが、時代遅れにならない…

Microsoft の腕の中に落ちる Nokia (The Economist online)

"Nokia falls into the arms of Microsoft", The Economist online, February 11th 2011 "Nokia at the crossroads: Blazing platforms", The Economist, February 10th 2011 Microsoft(マイクロソフト)の幹部だった Stephen Elop が Nokia(ノキア)の CE…

減点法に毒されている自分に気づく:川口淳一郎『「はやぶさ」式思考法』

小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトリーダである川口淳一郎教授の講演を聴講、その洞察の深さに感銘を受け、帰宅してすぐに最新の著書である『「はやぶさ」式思考法』を読んだ。「はやぶさ」プロジェクトだけではなく、学生時代の親や先生からの教え、そ…

出口治明『「思考軸」をつくれ』:インプットの絶対量を増やせ

岩瀬大輔さんと共にライフネット生命を立ち上げた出口治明社長の本。本の題名から巷にあふれる「思考法」とか「仕事術」の類いだろうと思って積読状態だったが、食わず嫌いはいけない。出口さんのスケールの大きさと懐の深さが感じられる本だった。「思考軸…

グーグルの魔法はいつまで続くのか?(The Economist, December 4th 2010)

最近の自分のネット生活を振り返ると、ソーシャルネットワークを流れる情報、つまりソーシャル・ストリームと向き合っている時間がずいぶんと増えた。Twitter(ツイッター)のタイムラインで、自分が興味のある分野のキーマンをフォローすることにより、有用…

辻野晃一郎『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』

ソニーで VAIO パソコン、ビデオレコーダー(コクーン、スゴ録)などのヒット製品を出した後、グーグルに転職。日本法人社長を3年間勤めた辻野晃一郎(@ktsujino)さん渾身の半生記が、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』である。グー…

『ストーリーとしての競争戦略』を読み返すためのノート

経営戦略、その中でも特に競争戦略について、一橋大学ビジネススクールの楠木建教授がわかり易く解説した本が出ている。『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件』である。この本の主張は「優れた競争戦略はストーリーとして語られる」というもので…

GE がスマートグリッド分野でクラウドソーシングを行う

同僚に教えられて、遅ればせながら GE のクラウドソーシング(オープン・イノベーション)の取り組みを知った。スマートグリッドの分野で、GE の子会社 Ecomagination がオープンにアイディアを募る "Ecomagination Challenge" というプロジェクトである。シ…

新産業革命:『ロングテール』『フリー』の先にクリス・アンダーソンが見ている世界

Wired の編集長クリス・アンダーソン(Chris Anderson)は、『ロングテール』、『フリー』の先に、どんな世界を見ているのか?それはクラウドソーシング(crowdsourcing)を活用した "C to B" (customer to business) の製造業。設計ツールが個人でも購入で…

日本から工場はなくなるのか

低コスト化による収益性を求めて、製造メーカーのファブレス化、海外への生産委託が進んでいる。この傾向が続くとどうなるか。日本から工場は全くなくなるのか。そうなったら、生産現場がわかる人が育たなくなるのではないか。生産がわからずして、商品のデ…