Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Computing

人工知能の父、ミンスキーが亡くなり、囲碁プログラムが欧州のプロ棋士に勝った

先週、人工知能(AI)の父である Marvin Minsky 教授が亡くなった(追悼記事)。Minsky が提唱したフレーム理論に触発された形で、知識表現システムを設計・実装したのが、入社して間もない 30年前である(第 2次 AI ブームの頃)。その後、研究所との共同研…

次世代ビッグデータ処理ソフトウェアとして UC Berkeley 発の Spark が熱い

次世代ビッグデータ処理ソフトウェア基盤として、UC Berkeley AMP Lab 発の Spark が熱い。Hadoop ベースでありながら、インメモリ処理により Hadoop の 100倍の性能。さらにその上に機械学習や SQL、グラフなどのライブラリを構築。UC Berkeley のキーメン…

データ分析者・データサイエンティストの仕事を知る良書『会社を変える分析の力』

ビッグデータ・ブームの中で、21世紀で最もステキな仕事と持ち上げられているデータサイエンティスト。そのデータ分析の仕事の中身を具体的に説明する本が『会社を変える分析の力』である。著者は大阪ガスで、10年かけて独立採算のデータ分析の部署を立ち上…

ストレージ技術を概観する本

「クラウド」、「雲の中」と言っているが、クラウドコンピューティングの実体は、データセンターにある。その中では、コンピューティング(CPU とメモリ)、ストレージ、ネットワークの3つの要素が組み合わせられ、分散してスケーラブルなコンピュータ群が…

Google データセンターの解説 "The Datacenter as a Computer" の 2nd Edition が PDF で読める

Google のデータセンター設計について書かれた "The Datacenter as a Computer" の 2nd Edition が無料公開され、PDF で読むことができる。世間にとっては最新の技術かもしれないが、Google にとっては 2年前の技術ということかもしれない。ちなみに 4年前の…

情報処理学会『デジタルプラクティス』のビッグデータ特集号を読んで

情報処理学会のIT実務を扱う論文誌「デジタルプラクティス」Vol.4, No.1 は、ビッグデータ特集号。会員登録をすれば、無料で電子版(PDF)を読むことができる。この論文誌は、実システムでの経験・ノウハウの紹介・体系化をテーマに実務家向けに編集されてお…

『クラウドの未来』を読んで

2週間前の週末、超ショートノーティスで宿題が降ってきたのだが、それは「リーダーたちの集まる某国際会議にて、某トップが発言する内容についての情報インプット」というものだった。慌てて昔読んだ本を読み直したり、新たに文献を読んだりしたのだが、その…

クラウドシステムの設計パターンをまとめた『Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド』

『Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド』には、AWS(Amazon Web Services) を使ったクラウドシステムのアーキテクチャ設計・構築・開発のデザインパターンがまとめられている。AWS の提供するコンポーネントやサービス(仮想サーバ、デ…

約10年ぶりにコンピュータ・アーキテクチャの教科書を買う

コンピュータ・アーキテクチャの教科書として名著として知られるのは、RISC の発明者・提唱者であるヘネシーとパターソンによって書かれた『コンピュータ・アーキテクチャ --- 設計・実現・評価の定量的アプローチ』である。「ヘネシー&パターソン(ヘネパ…

20年ぶりの再会、オブジェクト指向型 Lisp

大学生の頃お世話になったコンピュータサイエンス誌 bit(2001年に休刊、故石田晴久先生による「bit の休刊を惜しむ」(PDF))を発刊していた共立出版から手紙が届く。それを読んで、1988年11月、今から24年も前に共著で書いた bit 別冊が、2年前に単行本とし…

Dell と HP がめざす PC 以外の IT ビジネス(The Economist)

"Dell and HP: Rebooting their systems"(The Economist, March 10th 2011) Dell と HP (Hewlett-Packard) は成熟した PC 市場から離れようとしている。果たしてどんな IT ビジネスに向かおうとしているのか。上記 The Economist の記事によれば、新しいデバ…

人工知能もここまで進歩したのか:IBM の Watson

米国の著名なクイズ番組 Jeopardy! に、IBM のコンピュータ Watson が挑戦、人間のクイズ王を破った。その映像を観ていると、自然言語で応答する人工知能(AI = Artificial Intelligence)もここまで進歩したのか、と感慨深い。Carnegie Mellon 大学(CMU)…

コンピュータ将棋選手権を観戦

一緒にゴルフをした友人が、コンピュータ将棋協会の主催するコンピュータ将棋選手権に出席するというので同行、初めてコンピュータ将棋を観戦した。その様子はネット中継ブログに掲載されている。大盤解説を勝又清和六段・熊倉紫野女流初段(6回戦)、広瀬章…

15年前に Kindle を作ろうとしていた

年末にオフィスを掃除していたら面白いものが出てきた。15年前にぼくたちが作ろうとしていた電子文書ビューア、今なら電子ブックリーダ Kindle のプロトタイプとも言うべき試作機である。PDV(Portable Document Viewer)というのがコード名であった。Kindle…

思えば幸せな時代であった

高度成長時代はパイが大きくなるので、黙っていても売上が上がる時代だったと言う。僕たちが就職した頃は、さながら「IT の高度成長」が始まった時期であったろう。多くの友人が電気系・情報系の学科を専攻し、電機メーカーが就職人気ランキングの上位に来る…

クラウド・コンピューティング

2008.4.7:『Google を支える技術』は大規模分散システムのガイドブックである 2009.2.20:クラウド・コンピューティングについて、技術者が知っておくべきこと --- 「クラウドを超えて(Above the Clouds)」 2009.2.20:クラウド・コンピューティングにつ…

コンピュータ・サイエンス

2005.5.20:情報処理学会 業績賞受賞 2008.4.7:『Google を支える技術』は大規模分散システムのガイドブックである 2011.2.20:人工知能もここまで進歩したのか:IBM の Watson 2012.6.27:20年ぶりの再会、オブジェクト指向型 Lisp 2012.7.22:約10年ぶり…