Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

今さらながら、スカパー!に加入した

今さらながらだが、スカパー!に加入した。その経緯をまとめておく。

今年の4月、Golf Network をやめて GOLF TV に加入したのだが…。今週末の全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)は Golf Network、DAZN、AbemaTV でのみ配信されて、GOLF TV では見られないことが判明した。

tv.golfnetwork.co.jp www.golf.tv

うぅ、失敗したかもしれない。6月まで有効だった Golf Network を、その時退会してしまったのだ。

なぜ GOLF TV に加入したかと言うと、今年から米国男子 PGA に加えて、日本の女子ツアー JLPGA を配信することになったからである。GOLF TV だと PC、タブレットスマホだけでなく、テレビで視聴することができる(Amazon Fire TV 経由)。

一方、Golf Network はテレビで視聴することができないことが、僕にとっては難点の一つだった。リビングでソファに寝転がったまま、大画面でゴルフを観たい。そこで GOLF TV に乗り換えたのだが…。

AbemaTV は PPV(pay-per-view)だし、DAZN に加入するべきだろうか。DAZN には 7日間無料お試し体験キャンペーンがある。

さらに検討した結果、今さらではあるが Golf Network はスカパー!で配信されていることがわかった。そうか、Golf Network もリビングのテレビで見たり録画したりできるのだ。

www.dazn.com www.skyperfectv.co.jp

スカパー!は試してみてもよさそうである。最近、WOWOW のコンテンツがつまらなく、あまり見なくなっているので、こちらを解約して、(今さらながらではあるが)スカパー!に加入することにしよう。

巨匠たちの絵を観て西洋美術史を辿る「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展(東京都美術館)

お休みをとったのに、あいにくの雨。美術館巡りをする。まずは都美(東京都美術館)。そしてリニューアルした三井記念美術館

朝の渋滞を避けるべく、湾岸線からレインボーブリッジ経由で上野へ。「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展が都美で開催されている。

greats2022.jp

1859年創立のスコットランド国立美術館は、王侯貴族のコレクションを引き継いだ訳ではなく、当時の有力者からの寄贈であったり、作品購入の資金提供を受けたりして、何万点もの作品を集めている。

今回その珠玉のコレクションから約 90点が来日しており、西洋絵画史を辿っていく展覧会になっている。ラファエロエル・グレコ、ベラスケス、レンブラントブーシェ、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの巨匠たちの作品はもちろん、ゲインズバラ、レノルズ、ターナー、ミレイといった英国の画家たちの作品を鑑賞することができる(出展作品リスト PDF)。


www.youtube.com

巨匠たちの絵の中で、最初に目を引いたのはベラスケスの《卵を料理する老婆》。陶器の中で卵を揚げる様子が描かれている。ガラス、金属など様々な材質の器や静物、そして揚がっていく卵を質感豊かに描き分けている。後に「画家の中の画家」と呼ばれるベラスケスが、まだ18歳か19歳の時に、自分の実力を証明するかのように描いたものである。

ベラスケス《卵を料理する老婆》(1618年)

巨匠たちの絵は、皆、その個性が感じられるものばかり。特に印象派はそれが顕著である。モネはモネ、ルノワールルノワールドガドガ。遠くからでもわかる。

英国を代表する風景画家というと、ターナーとコンスタブルになるだろう。ほぼ同い年の二人だが、当時最年少の27歳でロイヤル・アカデミー会員に選出されたターナーと、53歳になってからようやく会員になったコンスタブル。英国でのコンスタブルの生前の評価は低かったが、隣国フランスで評価されて、のちの印象派に影響を与えたと言われている。昨年観た「コンスタブル展」を思い出しながら、二人の絵の前に立つ。

ターナートンブリッジ、ソマー・ヒル》(1811年)

コンスタブル《テダムの谷》(1828年

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展覧会の最後を飾るのは、雄大なナイアガラ瀑布をアメリカ側から描いた作品、チャーチ《アメリカ側からみたナイアガラの滝》である。これは米国の画家の作品だが、スコットランド出身で米国で成功を収めた実業家による寄贈である。

図録を購入。表紙となっている 3人の貴婦人の絵を描いたのは,、18世紀を代表する英国の肖像画家レノルズである。

www.mainichi.store

『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』、『国立西洋美術館 名画の見かた』と言った本を手元に置いて、じっくり復習したい。

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チェロの響きが心地よい:藤原真理チェロ・リサイタル(神奈川県立音楽堂)

藤原真理さんのチェロを聴く。ピアノは倉戸テル。

kanagawa-geikyo.com

演目はメジャーな「ドイツもの」2曲と、フォーレ

そしてアンコールは:

親しみやすい穏やかな語り口で、曲を紹介された。

チェロの響きは、なぜこんなにも心地よいのだろう?

カラータイマーのあるウルトラマン(1966)

カラータイマーのないウルトラマン(2022)

神奈川県立音楽堂に行く時に、ランドマークプラザを通ったのだが、映画「シン・ウルトラマン」公開を翌日に控えて、新旧ウルトラマンが展示されていた。

shin-ultraman.jp www.huffingtonpost.jp

ドライブ気分で「リアル(写実)のゆくえ」「けずる絵、ひっかく絵」展、そしてランチ(平塚市美術館)

湘南へのドライブも兼ねて、平塚市美術館の「リアル(写実)のゆくえ」展を観に行く。NHK の「日曜美術館 アートシーン」で紹介されていて、面白そうと感じたから。買ったばかりの新しい靴でのお出かけは、ちょっと心が弾む。

入り口では鉄製のイグアナが出迎えてくれる。NHKの番組ではこれが本物のように動いていた。

本郷真也《盈虚 ―鐵自在イグアナ》

油彩で立体的に芝生を描いた絵。

本田健《夏草(芝棟の土)》

アクリル絵具と樹脂を何度も塗り重ねて、まさに立体として描く金魚。

深堀隆介《桜升 命名 淡紅》

こういった現代作家だけでなく、高橋由一の写実的な油彩や、生人形も展示されている。展覧会のポスターにもなっている、安本亀八の相撲を取る生人形はパーツのみの展示でちょっと残念。5月10日以降の後期展示で、組み立てた完成形は見ることができる。ここまでリアルな人形になると、彫刻の一種と感じられる。

同時開催の「けずる絵、ひっかく絵」展も見る。岡村桂三郎(1958 -)は作品の土台となる杉板をバーナーで焼き、炭化した部分を水で擦り洗いしてから天然岩絵具の方解末(ほうかいまつ)を薄く何度も塗り重ね、最後に黄土を塗って下地を作る。その上に木炭でデッサンをして、巨大な画面を直接スクレーパーで線刻する。

岡村桂三郎《百眼の魚 18-1》

藤沢市生まれの山内若菜(1977 -)は、和紙を何重にも貼り重ねて支持体とし、それを濡らし、削り、揉んで複雑な皺を作ると、そこに炭や胡粉、水干絵具を塗って布で画面を拭き取り、水で洗い、乾いたところをナイフや紙ヤスリで削り、手で擦り破るという方法で作品を作っている。

山内若菜《天空 昇》《刻の川 揺》《牧場 放》

平塚市美術館へドライブする楽しみの一つは、レストランカフェ「ラ パレット」でのランチである。正月に来た時はクローズしていたが、営業を再開していて嬉しい。

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連休4日目はお墓参りと実家訪問

5月2日。ゴールデンウィーク中の平日を狙って、お墓参りと実家訪問。

高尾霊園は新緑が鮮やかで美しい。いかにもロッカーという雰囲気の方々の姿がちらほら。そうか、今日は忌野清志郎の命日なのだった。

3月にここに来ると花粉どっさりのスギの森が目の前にあって、重い花粉症の症状が出たものだが…。今は花粉を出さないスギに植え替えている。しかしその植林の途中だった影響もあるのだろうか、2019年の台風で大きながけ崩れが起こっており、まだ復旧していない。

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関越道まで足を延ばし、実家を訪問。老父のために買い物などを行い、施設に入っている母と短時間、面会する。前日に無事 90歳を迎えた母。体調はよさそうで元気な笑顔を見ることができた。

泉屋博古館東京リニューアル記念展「日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京」

泉屋博古館東京がリニューアルした。その最初の記念展覧会は、住友の持つ日本画コレクションを展示した「日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京」展である。

東京の画家として、狩野芳崖、橋本雅邦、菊池容斎、下村観山、小林古径、山口蓬春。京都の画家として、富岡鉄斎、木島櫻谷。一方、大阪の画家たちの名は初めて聞くものばかりであった。

伝統を引き継いできた「線」の京都。さまざまな画家たちが活動した「面」の東京。京都と東京だけではない。「点」の大阪にも独自の日本画文化があったことがわかる展覧会であった。

泉屋博古館東京はリニューアルされて広くなった。サイフォンでコーヒーを淹れてくれる HARIO CAFE が併設されている。

ビルに囲まれた憩いの空間。新緑が美しい。

見たことのない北斎の絵に出合える「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」展(サントリー美術館)

北斎すみだ美術館をはじめ、いくつもの「北斎展」に行き、葛飾北斎の作品はかなりの数見たと思う。たとえば 3年前の「新・北斎展」は圧巻のボリュームであった。だが今回、サントリー美術館で開催されている「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」展は、今までに見たことのない北斎の絵に、いくつも出合える展覧会であった。英国にも北斎のコレクターは何人もおり、彼らから大英博物館が入手したコレクションが展示されている。

この展覧会では、還暦を過ぎてから亡くなる 90歳までの画業にフォーカスを当てている。画壇に登場してから還暦までの中で代表作と言えるのが《為朝図》で、金の切箔が撒かれており、北斎の中でも最も技巧を凝らした作品の一つである。

葛飾北斎《為朝図》(1811年)

代表作とも言える《冨嶽三十六景》は70歳を過ぎてからの画業である。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

今までに見たことがなかった作品は、《百人一首うばがゑとき》のシリーズである。百人一首の挿絵を描くもので、北斎は 91 もの版下絵を仕上げ、実際に錦絵になったのは 27図であった。当初の版元が破産してしまったからである。

晩年の肉筆画も素晴らしい。水中と水上の対比が面白い《流水に鴨図》などが展示されている。自らを「画狂老人」と称し、最期まで気力と体力に満ち溢れていた北斎が感じられる。

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