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松山大学で開催された情報処理学会の全国大会が無事終了した

情報処理学会の第88回全国大会は、2026年3月6日から8日に松山大学で開催され、無事、終了した。発表件数は約 1,700件。そして参加者 3,527人、うち現地参加者が 2,413人(速報値)、70% 近くが現地まで来てくださった。

www.ipsj.or.jp www.matsuyama-u.ac.jp

松山大学は 2025年4月に情報学部を設立、2026年4月竣工の情報学部・新棟のお披露目も、今回の全国大会に併せて行った。

松山大学 情報学部 新棟

今回の大会は、中高生やジュニア層が参加しやすいよう、土日を含んだ 3日間の開催とした。「みかんジュースの出る蛇口」を設置したり、ゆるキャラ「みきゃん」の松山大学バージョンにも登場してもらったりして集客を図った。

何より初日の懇親会には宇和島水産高校の女子高生「フィッシュガール」によるマグロの解体ショーを実施して、盛況であった。松山大学の新棟見学に来られた愛媛県知事も挨拶され、しっかり県の水産業、柑橘類の素晴らしさのアピールをすると同時に、DX 人材育成に向けて松山大学、そして情報処理学会に期待していると述べていかれた。

これだけの企画をして、それを無事やり遂げた檀先生、小林先生をはじめとする現地実行委員の松山大学の先生方、そしてアルバイトの学生たちに感謝したい。

正直、今回の運営については、前日まで不安であった。なぜなら情報学部設立2年目ということで、アルバイトの学生は 1-2年生が中心、今回が初めてのアルバイトという子もいた。しかもほぼ全員、Zoom や Slack を使ったことがない。事務局からの説明も、聞いているんだか聞いていないんだか…。

前日、Zoom の webinar や meeting の違いなどでトラブりつつ、全会場でセットアップを行い、資料共有や映像が問題ないか、座長や質問者の位置で発話しても問題なく聞こえるかを、チェックする。今回は、夕方 5時を過ぎてもセットアップが終わらない会場があり、当日の朝まで心配した。

初日は受付に長蛇の列ができる(今後の課題の一つ)ので、その列をどうさばくか。それと同時並行で、全会場の Zoom が開始される。リスク要因が集中する時間帯である。

イベント会場の様子を見に行ったり、受付近くで参加者の列に声かけをしたり、ばたばたとしているうちにセッションは開始されたが、どうやら全会場で無事始まったようで、本当にホッとした。アルバイトの学生たちの頑張りに感謝!

特に本部に入ってくれている3年生のアルバイト・リーダーたちが、てきぱきと指示を出してくれたのがありがたかった。慣れてくるといろいろ気を利かせて、事務局をカバーしてくれた。今回の実行委員長である檀先生の直接の教え子たちである。

昼に中国の CCF とランチ・ミーティングがあり、午後はメインイベントである授賞式、海外招待講演、そして夜は懇親パーティーと、息つく間もなく怒涛の初日が過ぎていった。

CCF (China Computing Forum) とのランチミーティング

2日目からこちらも少し落ち着き、スポンサーの展示コーナーをまわってお礼を述べたり、企画セッションを聴講したり。「情報」入試のセッションは、僕にも理解できる内容であり、興味深く聴講した。共通テストだけでなく、大学の個別テストにも「情報」は採用され始めている。

大学に入ってからコンピュータ・サイエンス、情報を学んだ人間にとっては、「数学 I」などの代わりに「情報 I」を選択して、入試に臨むことができるというのが、とても新鮮である。

松山大学・小林先生

情処ラジオ

情報処理学会では裾野を広げるべく、「中高生情報学研究コンテスト」を開催している。「情報科学の達人」とともに、非常にユニーク、かつ高度な研究を、中高生が行っており、とても面白い。制服姿の中高生が歩いているのも、全国大会ならではの光景である。

「中高生情報学研究コンテスト」ポスター会場の前を台車で移動する「みきゃん」

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来年の全国大会は 2027年3月4日から6日、名古屋にある名城大学天白キャンパスで開催予定である。名城大学の先生たちは、県知事の来訪、マグロの解体ショーなどの企画に相当プレッシャーを感じておられたようである。

次回に向けて、学会幹部、松山大学・名城大学の実行委員の先生たちと懇親を深めた。事務局長の一番大事なお仕事だったりする。2次会の写真だが、地元民で賑わうかなりディープな居酒屋であった。

チャンバラ貝

ウナギ?アナゴ?の稚魚

Zoom のようなツールにより、オンラインとのハイブリッドで学会をやるのが当たり前になった。しかしその一方で、リアルで顔を合わせることの重要性を感じている。セッションの合間の隙間時間に、「実は…」という貴重な裏話を聞くことができるし、何よりネットワーキングを広げることができる。

懇親会、さらには2次会などの機会で、幹部と学会の抱える課題や将来について、率直に話をすることができる。

現地参加者が 70% になってきたし、そろそろ全国大会も、元のようにリアル開催に戻してもいいのではないか?メインのイベント会場はハイブリッド、それ以外の一般セッションはリアル。そう考えている。

最後に改めて、松山大学をはじめ、全国大会の企画・運営に携わっていただいた先生方、関係者の方々すべてに感謝!どうもありがとうございました!

muranaga.hatenablog.com

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