Piano Conversation 2025 は、今を時めく務川慧悟、阪田知樹、2021年のエリザベート王妃コンクール 3位・4位の 2人による 2台ピアノのコンサート。

実は二人は藝大同級生ということで、トークの順番を譲り合ったり、男子高校生が下校する時のように舞台から退場したりして、聴衆の笑いを誘っていた。
いざ演奏となると、最初からでぴったり息のあった、粒の揃った美しい演奏を聴かせてくれた。
曲目・演目
- フローラン・シュミット: 3つの狂詩曲 Op.53 より 第1曲「フランス風」
- ドビュッシー(ラヴェル編曲):3つの夜想曲
- ラヴェル:スペイン狂詩曲 M.54
- 休憩
- ラヴェル:耳で聴く風景 M.8 & 13
- プーランク:2台のピアノのためのソナタ FP156
- ガーシュウィン:(パーシー・グレインジャー編曲)歌劇「ポーギーとベス」による幻想曲
- アンコール
- D.ミヨー : 「スカラムーシュ」より 第3曲「ブラジルの女」
フランスの作曲家。そしてラヴェルとの親交もあったガーシュウィン。フランスに関係の深い曲を 2台のピアノが協奏する。
フランス在住でラヴェルが得意という印象のある務川慧悟はともかく、「リスト弾き」と言ってもいい阪田知樹が、繊細なフランスの音楽を奏でているのが新鮮であった。

コンサートの前後は、すっかり様変わりしてしまった渋谷を探検。若い頃さんざん遊んだ渋谷も今や見知らぬ街である。
東急本店は取り壊されている。

Bunkamura からヒカリエに行く途中、スクランブルスクエアを一巡りしてみたが、若者と海外からの人ばかりであった。



ヒカリエの The Theatre Table で夕食。豚肩肉が思ったよりもボリューミー。そしてデザートのアフォガードは、パフェにエスプレッソをかけるようになっていて、とても美味しかった。






