Muranaga's View

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ラウンドレッスンで習う実践的なテクニック

いつも習っているコーチに、1日ラウンドレッスンを受けた。コースと練習場ではどうも感覚が違う。ぼくの場合、力み過ぎてショットが当たらない。練習場で言われていることだが、ボールを打ちに行く気持ちが強過ぎるようだ。コーチに言われたのは「ハーフスイングのイメージで。」コースではこれくらいの感覚でちょうどよいトップの位置になっているようだ。

ボールの置かれた状況に応じて、いくつか実践的なテクニックを教わる。

まずパターでは「距離を合わせる」意識が一番重要であるとのこと。ボールを入れに行くのではなく、すぐ近くまで持っていく感覚。確かにそうである。こうすると大きくカップをオーバーするミスが少なくなる。特にカップの先が下っている場合などは、スコアを崩さないためにも大切なことだと思う。パターについてはわりと距離感が合うようで、コーチにも褒められた。

一方、アプローチではボールを上げようという気持ちがどうしても強くて、クラブを振り過ぎてしまう。これだとインパクト次第では、ボールがピンをオーバーして崩れていく。とにかくクラブは手よりも下におく意識を強く持つ。そしてクラブを振るのではなく、体の回転を使って打つ。10ヤードから30ヤードの距離のアプローチをふだんから練習しておく必要がある。

林の中に入ってしまった場合。無理をせずにフェアウェイにボールを出すべし。もしたまたま残り100ヤードでピンが狙える、しかしボールを上げると木の枝に当たってしまう状況になった場合はどうするか?5I や 7I のようにロフトが立っていないクラブを使って低く出す。この時注意すべきは球を低く出そうとして、インパクトを強く打って、そこで止めてしまう打ち方をしないこと。ロフトが立っていないのだから球は上がらない。スイングを止めず、普通に振ってよい。

クラブ選択は、得手不得手にかかわらず距離感に合わせたクラブを使うこと。たとえばぼくの場合、 思ったほど球が上がらない 5I が苦手で、つい 6I を選択したくなるのだが、そうはしない。ちゃんとその距離のクラブを使っていくようにする。

また 8I でしっかり打つか、7I で軽めに打つか迷う距離の場合。コーチの個人的なお勧めは前者とのこと。「軽く打つ」のは実は難しく、失敗する確率が高い。

距離を合わせる打ち方は三つある。

  1. インパクト:感覚が優れている人向き。
  2. 振り幅
  3. スピード/リズム:これは難しい。
インパクトやスピードを調整するのはぼくには無理だろうから、振り幅で距離を合わせる方法を学ぶしかなさそうだ。実際の練習方法は「一つ大きな番手で短い距離を打つ」のが有効とのこと。たとえば 100ヤード を PW で打つのが自分の距離だとすると、9I で 70ヤードを打つ練習をする。

今回のレッスンはコーチが予約してくれたデイスターゴルフクラブで実施された。グリーンとフェアウェイがきちんと整備されており、池も配置された美しい景観のコースである。キャディが付いて、2サムでもまわることができる。キャディ付きは初めての経験だったが、セルフに比べると考えること、やることが実に少なくて済む。セルフラウンドで基本的な回り方・エチケットを身につけておくと、本当に楽である。

ラウンド・レッスンでは、スコアをつけない人も多いが、ぼくの場合はどうしてもスコアをつけてしまう。コーチによれば、120 くらいからスコアを意識するように、とのこと。このところハーフ50台、トータルで120を切ることを目標としているぼくとしては大いに気合いが入るところであったが、残念ながらそれが完全に空回りしてしまった。OB 連発、池にことごとく捕まり、バンカーに入れたら3度めでようやく出るという散々な出来であった。Front(東コース)64 + Back(西コース)68 = Total 132 という、1年前の初心者時代に戻ったような情けないスコア…。ぼくにはまだ早いコースだったのだろうか。出直しのための練習、そしていつか同じコースでのリベンジを誓う。


デイスターゴルフクラブ

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