Muranaga's View

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Kindle Paperwhite 3G がやって来た:ファースト・インプレッション

日本発売のアナウンスと同時に予約した Kindle Paperwhite 3G が、今日届いた。3G なのですぐに使える。

Kindle Paperwhite 3G (第5世代)

Kindle Paperwhite 3G (第5世代)

第一印象と、ちょっとしたノウハウをまとめておく:

  • Kindle は届いた状態で既に Amazon.co.jp にある自分のアカウントと紐づいている。自分のライブラリにある本を読めるし、Kindle ストアですぐに買い物ができる。
  • マルチタッチによる直感的なインタフェースは、昔の Kindle より格段に使い易い。
  • 動作としては、反応がもう少しきびきびしてもいいかな、という印象。
  • Kindle Paperwhite はカバーつきで重さ 350グラム。厚めの文庫本 1冊、あるいは普通の文庫本 2冊分の重量であり、片手で持てる。通勤電車の中でも立って読むことができる。
  • Kindle にもともと入っている辞書は、大辞泉プログレッシブ英和中辞典、The New Oxford American Dictionary。Kindle ストアで売っている辞書、たとえば Collins Unabridged English Dictionary や Collins Student's COBUILD Dictionary などは、80円という価格だが、これらを買って辞書として設定すれば(どれか一つを選択)、読む途中で単語を調べるのに使うことができる。
  • WiFi 接続には苦労した。本来ならば、WiFiSSID やパスワードを入力してすぐにつながるはず。しかしうちの無線 LAN 機器が古いためか、あるいはルータの構成の問題か、何と DHCP が効かない。IP アドレスを静的(スタティック)に設定、デフォルトゲートウェイDNS サーバを手入力で設定する必要があった。さらにこれに加えて、WiFi のステルスモードを無効にしておく必要がある。iOS 機器ではこんな面倒なことはなかったのだが…。
  • 画面キャプチャーは画面の右上と左下、あるいは左上と右下、対角線方向を同時にタップする。
  • 隠しコマンドにてデバイス情報や WiFi/3G 接続情報を入手できる。

Collins Unabridged English Dictionary, 9th Edition

Collins Unabridged English Dictionary, 9th Edition

Collins Student's COBUILD Dictionary (Collins CoBUILD)

Collins Student's COBUILD Dictionary (Collins CoBUILD)

わが家にある他のガジェット(iPadiPhone など)と比べてみた。

まず 3年前に購入した第2世代の Kindle との比較。Paperwhite にはバックライトがついているので、明るいところでも暗いところでも、画面の明るさを調整できる。

これは iPad(第3世代)との比較。やはり iPad はリビングなど家の中の機器であり、本を持ち出すのに適した大きさは KindleiPad mini であろう。

この写真だと、iPhone 5Kindle とで一画面で表示できる文字の量の違いがわかる。iPhone 5 でも本は読めるが、Kindle の方が文庫本に近い感覚。最後に 3つ、並べてみた。

さぁ、あとは Kindle ストアの品揃えの拡充に期待しよう。洋書は Kindle で決まりと思うが、和書について言うとまだまだ欲しい本が少ない。

それに紀伊國屋書店 BookWebKindle 対抗で電子書籍ポイント10倍のキャンペーン中) や凸版系の BookLive にはあるのに、Kindle ストアにはないという本がいくつかある。たとえば文藝春秋の雑誌、岩波新書などはまだ一冊も Kindle 版がない。講談社ブルーバックスもそうだ。BookWeb では「一挙52冊配信開始!」である。ただこれは Amazon 特有のこだわりかもしれない。この電子版ブルーバックスは文字を拡大することができないからだ。Kindle ならではの拡大・縮小可能なフォント対応になれば、Kindle ストアに並ぶのかもしれない。

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