たまたまテレビを見ていたら「プロフェッショナル 仕事の流儀」の時間となり、そのまま引き込まれて見入ってしまった。 肝臓外科医の幕内雅敏さん。
他の医者が施術をあきらめた肝臓癌の患者の手術を幕内さんは引き受ける。複雑に血管が入り組んだ肝臓に巣食う数10にも及ぶ腫瘍を、卓越した技術で取り除く。「自分が最後の砦」、「命を救ってこそ医者」、「学び続けること以外に命を救う道はない」。10時間を越える手術が日常的であり、その手術が終わった後もメモを取り、勉強を繰り返していく。過酷な日々を当然のものとし、「365日24時間立ち向かうのが宿命」と言い切る。
全身全霊で仕事に取り組む生き様は胸を打つ。そして怠惰な自分を恥じる。幕内さんは言う。「困難に挑戦してこそ喜びがある。」楽をしている限り、真の喜びには到達できないのだ。
再放送は2007年7月9日:翌日午前1:30〜翌日午前2:15。