敬愛する諸先輩方との恒例のワイン会を、ラ・ロマネにて。参加者の一人がワインを勉強中ということで、マスターソムリエである三宅さんによる即席のワイン講座が開催され、抜栓の仕方や、瓶底に親指を入れてのシャンパンの注ぎ方を教わる。抜栓の時は左手の親指を添えるのがコツのようだ。ワインやシャンパンに関する話、三宅さんのご経験をたくさんうかがう。
- イベリコハム
- サザエのブルギニョン(エスカルゴバターソース焼)
- タラバガニとアボカドのマヨネーズ系ソース和え、キャビア添え
- フォアグラのパン・デピス風味
- 鮮魚シェフスタイル(ヒラスズキ)
- 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、トリュフ添え
- フロマージュ
- アーモンドパウダーのタルト・りんごのコンポートとラムレーズンを入れて焼いたもの
「サザエのエスカルゴ」は、和と洋の組み合わせ。写真のオードブルには茄子がはさまっていて、柔らかい食感を楽しむ。そしていつものようにフォアグラのテリーヌと貴腐ワインがサーヴされ、メインの魚と肉へ。ヒラスズキは白身魚とソースとの組み合わせが絶妙で印象に残った。
今回のワインのリストは以下の通り:
- シャンパーニュ・ポールロジェ 1998年ヴィンテージ
- カリフォルニア ナパバレー・ガーギッチヒルズ・フュメ・ブラン 2006年
- オーストリア・ノイジドラーゼ
- ムルソー・レ・ナルヴォー 2005年
- ヴァンサン・ジウルダン
- クロ・ド・サープ 1945年
- グリュオーラローズ 1994年
ガーギッチヒルズはほんのりと甘い。特別に 1945 年のワインをいただくが、芳醇な香りが鼻いっぱいに広がった。<追記:2008.12.18>
今回、ワイン通の方に薦められた本は『きいろの香りボルドーワインの研究生活と小鳥たち』。著者の富永博士(TAKA のボルドー便り)はボルドー第二大学で白ワインの醸造・香りなどの研究をされ、また「甲州きいろ香」を生みだされた。残念ながら今年6月に亡くなられたとのこと。