Muranaga's View

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NHK の語学放送による学習環境が、ここ数年で大きく進化していた

だいたい 2-3年に 1回、「英語を勉強しよう」と思い立ち、数ヶ月でいつの間にかフェードアウト。上達しない。そんなことをずっと繰り返している。英語雑誌を辞書なしで理解すべく、10,000語覚えるという計画も見事に頓挫してしまった。本当はあまり頑張りすぎずに、「細く長く」継続すべきなのだろうが、もうこの歳になると若い時のように記憶できないし、英語学習に使う時間の投資効果はかなり少ないものだから、長続きしない。

それでも、また性懲りもなく英語の勉強をしようと考え始めている。最近、ネイティブの前で英語でスピーチをしたり(語彙も語順も文法も、かなりいい加減で恥ずかしい)、ネイティブどうしの機関銃のような会議でなかなか思うことを伝えきれなかったり(60% 程度の理解の中で、会話に割り込んでいくには相当勇気がいるし、細かなニュアンスまで伝えられない)、悔しい思いをすることが何度かあり、思い立った次第。きっとまた長続きしないんだろうなと思いつつ…。

英語の達人である大学時代の同級生は、英語力をキープするために、NHK 「実践ビジネス英語」のシャドウイングを欠かさないと言う。その彼から教えてもらったのが NHK ゴガク というサイト。前週にラジオで放送された内容がストリーミング配信されており、会員登録すると、1週遅れで聴くことができる。もちろん iPhone のようなスマートフォンでも、問題なく聴ける。そしてテキストも電子書籍化されており、Kindle 版が 300円。通勤時、わざわざ紙のテキストを持ち歩かなくても、iPhone だけでリスニング学習ができるのだ。

1週間でコンテンツが消滅してしまうのも悪くない。締切があることで、その週の分をとにかく一所懸命聴くことになるからだ。…と思っていたら、別の友人が CaptureStream という便利なソフトを教えてくれた。ストリーミング配信のコンテンツを PC にダウンロードして保存してくれる、これまたスグレモノのソフトウェアである。Kindle 版のテキストは月末になると 100円に値下げされるので、1ヶ月遅れでよければ、何と月々 100円で英語を学ぶことができるのだ。

そして ゴガクル というサイトも、NHK での語学学習の復習によいサイトである。放送されたキー・フレーズを英日・日英両方のドリルで覚えることができる。

NHK の語学放送、恐るべき進化である。さらに 10-15分程度でできる簡易テストも用意されている。自分のレベルを確認して、それに合う番組を探せる。僕の場合は、CEFR というレベル分けで B2 から C1 相当。僕に合うのは下記の講座ということになるだろう。

  1. 「入門ビジネス英語」:CEFR = B1
    • リスニングのレベル的には易しく、内容はほぼ理解できる。しかしここで出てくる表現を、自分で使うとなると話は別。ビジネスで使えるアウトプット表現(話すフレーズ)を増やすという観点、さらにはシャドウイングを確実に行うには、ちょうどよいレベル。週に 2回、30分という分量も適当である。
    • 『英語はやさしく、たくさん』、これが英語学習の基本である。
  2. 「攻略!英語リスニング」:CEFR = B2
    • 内容はビジネス英語に限定されず、歴史・文化・科学などさまざまなテーマを扱う。リスニング教材としてちょうどよいレベル。
    • 1日目でリスニング、2日目でシャドウイングとキーフレーズの暗唱。リスニング用のインプット教材を、アウトプットにも活用する方法を学べる。週に 2回、30分。
  3. 実践ビジネス英語:CEFR = C1
    • 昔から杉田敏さんの講座はレベルが高い。米国ビジネスの最新事情を反映した内容は興味深い。ビジネスシーンで、英語で雑談できるレベルをめざすならこの講座。週に 3回、45分という分量になる。
    • CEFR レベルで見ても、僕には高度。大意は理解できるが、細かな点でわからないところが残る。理解度から言うと 70-80% というところだろう。僕のレベルから見ると「少々凝った」言い回しが多いと感じる。つまりその表現をインプットとして理解できるボキャブラリーは必要だが、、同じ表現を使って話す、つまりアウトプットに使うにはレベルが高く難しい。

この数年間で、NHK の語学講座の周辺では学習環境が大きく進化していた。NHK 以外でも、スマートフォンの語学学習アプリは数多く出ていて、たとえば TED のような優れたプレゼンテーションも、TED Audio Books とか TEDICT といったアプリを使えば、そのまま生きた学習教材になる。「超字幕」 というソフトウェアも、映画がリスニング力を鍛える教材になる。若い頃にナチュラル・スピードの英語コンテンツというと FEN (今の AFN)とか、English Journal のテープくらいしかなかったことを思うと、信じられないくらいの変化である。

これらの最新情報を教えてくれた友人たちに感謝!

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