Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

イノベーションへの解

クレイトン・クリステンセンのイノベーション理論については、以下の3冊の本がある:

この中の2冊目にあたる「イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)」にときどき目を通している。破壊型イノベーションについて、さまざまな側面から議論がされているが、個人的には以下の3つが鍵だと感じる:

「ブルー・オーシャン戦略」と共通しているのは、「非顧客」「無消費」に焦点を当てること。概念的には理解できる。しかし実際に自分で考えてみると、非常に難しいことがすぐにわかる。

いずれも見通しをよくする考え方についてまとめてある本であるが、イノベーションを起こす人ではなく、その環境作りをするマネジャーのために書かれた本である。イノベーションは結局のところ、情熱と執念の人のなせる業である。そのアイディアは現場の人間の徹底した努力の積み重ねからしか生まれない。

イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press))

イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press))

イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)

明日は誰のものか イノベーションの最終解 (Harvard business school press)