世界的なインダストリアル・デザイナー、あるいはデザイン・ディレクター川崎和男氏(ブログ:華甲我之発言也、アートブログ)の講演を聴いた。強烈な個性、過激な発言。さまざまな分野に造詣が深く、問題を根本からとらえ直そうとする姿勢をひしひしと感じた。デザインは目印をつけること。企画+意匠なのに、日本では意匠のところだけが重視されている。デザインは製品の付加価値ではなく、全体価値である。デザインは「設計・企画・計画・意匠・装飾・方策・資源・策略」であり、戦略そのものであると説く。ロジカルに理解するというより、何かを感じるというプレゼンテーション。示唆に富んだ講演であった。
講演の中で「デザインが欲望の刺激装置であった時代は終わっている。」と言われていたにもかかわらず、川崎和男デザインの眼鏡(ブログ)が無性に欲しくなってしまった。
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