Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

iPhone が謎の発熱、電池の消耗も激しい

とある日の午後。オフィスの机の上に置いておいた iPhone 3GS がやけに熱くなっているのに気づいた。ちょうどカイロのような暖かさで、冬に持ち歩くにはちょうどいいかも。

… なんて、のん気なことは言っていられない。何しろ電池が全然持たないのだ。フルに充電していても1時間で半分に減っていたりする。充電スピードもなかなか上がらず、フル充電にするにも時間がかかる。

たぶん何か変なプロセスが CPU パワーを使っているんだろう。そう思って、アプリケーションを殺したり、電源を落としたりしてみたが、現象はまったく改善しない。SysStats Lite SysStats Lite - Kazuyuki Imada を使って計測した CPU のロード・アベレージが 2.0 を超える異常事態である。

帰宅してから、思い切って iPhone を「復元」(リセット)してみた。iTunesバージョンアップして、以前より「復元」はやり易くなったとは言え、何かデータが消失してしまうのではないかと、精神的にはあまり気持ちのよいものではない。ドキドキしながら待つこと1時間半。無事データもなくなることなく、iPhone は復活し、どうやら異常現象は収まったかのように見えた。

しかしそれは一時的なものだった。翌日になると、やはり電池の消耗が激しい。CPU のロード・アベレージも高い。これは電池そのものの問題か?困ったぞ。それとも「iPhone 4 に買い替えよ。」という天の声かしら?

問題解決への糸口が見つからず、途方にくれていたが、答えは突然判明した。ここ2日ほど、オフィスの無線 LAN、WiFi がトラブっていたのが原因だった。iPhone は自動的に WiFi に接続に行くのだが、その際、正常につながらないものだから、ずっとポーリングをしていたのだろう。バックグラウンドで動く通信プロセスが、CPU を消費し、電池を消耗していたのである。オフィスの WiFi が復旧して、正常につながるようになった途端、CPU のロード・アベレージは 1.0 よりもずっと小さい 0.04 といった値に戻った。iPhone も手で持てる暖かさとなり、電池もいつものように半日は持つようになった。

ちょっとした iPhone 騒動でした。