大相撲の地方巡業、横浜アリーナ場所に出かける。
妻が頑張って1階の椅子席、それも一番前のチケットを取ってくれたので、かなり間近に力士の姿を見ることができる。もっと土俵に近い「たまり」と呼ばれる席は、長時間座っていなければならないので、椅子席の方が楽だし、土俵の様子もよく見える。
その席につこうとしたら、すぐ目の前に竜電がいた!カッコいい!
土俵ではぶつかり稽古が行われており、そのアップ中であった。目の前に鍛えられた大きな身体とお尻。そして角界一のハンサム力士でもある。目が合うとちょっと頷いてくれた。
いきなりテンションが上がってしまった。土俵の方に目を移すと、稽古を待つ土俵下では、御嶽海と大栄翔が戯れあっている。さらに周囲を見まわすとそこかしこで、スー女をはじめとするファンの皆さんが、一緒に写真を撮ったりサインをしてもらったりしている。翔猿など人気力士のところには、長い行列ができている。1階席ならではの特権である。
この雰囲気は何と例えればいいだろう?ぽっちゃり系の「ゆるキャラ」が集まって、ふれあえる集い?
一番きついと言われるぶつかり稽古、申し合いには、琴ノ若や王鵬といった若手力士が何番も取り組んでいる。地方巡業は部屋を超えて稽古できるいい機会なのだと聞く。後半になるにつれ、高安のような先輩力士が若手力士に体を貸しているような稽古になっている。
稽古を終えた琴恵光もイケメンである。
稽古の後は、御嶽海、大栄翔、正代の 3人が土俵に上がって、MC の質問に答えるコーナー。
そして相撲甚句、霧馬山をモデルにした髪結いの実演。20分ほどで大銀杏が完成する。
さらに初切、櫓太鼓打ち分けとプログラムは盛り沢山である。
いよいよ中入。土俵入りはなかなかの壮観である。
横綱の土俵入りのあとに十両以上の力士たちによる取組が 20番ほど組まれている。本場所とは違い、本気ではないが、さまざまな技を見せてくれる。実力をつけてきている若手など、人気力士同士の取組が組まれていて楽しい。
お土産はクッション。帰りは新横浜線に乗ってみようかと思っていたが、駅が混みそうなので、徒歩で帰途につく。横浜アリーナは徒歩圏でありがたい。