Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

グーグル日本法人社長に辻野晃一郎氏が就任する

年明けにグーグル日本法人社長が村上憲郎氏から辻野晃一郎氏に交代する。辻野氏はソニーでパソコン VAIO の立ち上げをされたと 報道されているが、個人的には、HDD レコーダー Cocoon(コクーン)の開発や、ウォークマンのインターネット音楽配信対応ということで設立されたコネクト・カンパニーのプレジデントであったことが印象に残っている。

デジタル機器メーカーにいて、さまざまな家電機器のインターネット対応を考えてこられた方が、グーグルの日本法人社長になるのは意味深長である。グーグル日本法人のみならず、Google 米国本社が今後デジタル機器に対してどのようなサービスを提供していくのかについて、辻野氏が影響を与えていくと考えられるからだ。どういうビジネス戦略をとってくるか、特にデジタル機器メーカーを交えた収益モデルの構築については気をつけておく必要がある。

機器メーカーにいて、そのインターネットビジネスを実現していく立場にある自分にとって、要注目のニュースである。