Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

横浜そごう美術館「山口晃展」を観る

横浜そごう美術館で開催される「山口晃展」に出かける。若手アーティストの作品展示をパロった「山愚痴屋澱エンナーレ 2013」も同時開催。

初日、しかも開店直後ということで、人もそんなに多くなく、ゆっくり山口晃ワールドを楽しむことができた。2時間があっという間である。制作中の「Tokio 山水」はいつ出来上がるのだろうか?今回特に楽しんだのは本や新聞の挿絵集。ドナルド・キーンの自伝となる『私と20世紀のクロニクル』や、五木寛之親鸞』の新聞連載時の挿画の量が圧巻でじっくりと堪能した。

山口晃は現代大和絵師ともいうべきアーティスト。「ほぼ日刊イトイ新聞」による山口晃さんへのインタビュー記事を面白く読んだ。昨年末、『山口晃 大画面作品集』が発売されている。細密な絵を虫眼鏡なしにじっくり楽しむことができる。最近は活動範囲をどんどん広げていて、たとえば『ヘンな日本美術史』は、日本美術に対する視野を広げてくれる。「建築探偵」藤森照信氏との対談集『日本建築集中講義』も楽しみである。

山口晃 大画面作品集

山口晃 大画面作品集

山口晃作品集

山口晃作品集

ヘンな日本美術史

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すゞしろ日記

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私と20世紀のクロニクル

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