天気のよい週末。葉山まで片道1時間のドライブを思い立つ。神奈川県立近代美術館・葉山館に出かけてみよう、とふと思ったのだ。ここは去年の9月、山口蓬春記念館を訪れた時に立ち寄った美術館で、相模湾を一望することができる。白い壁のモダンな建築が美しい。
今日は穏やかな秋の陽射しに包まれて、遠く富士山が見える。


美術館のレストランは「オランジュ・ブルー」(食べログ)。この素晴らしい景色を見ながら食事をすることができる。美術館に着いた時に立ち寄ってみると、「コース料理を頼むなら予約が可能」とのこと。早速、ランチの席を確保してから展覧会に出かけた。
美術館所蔵の日本画コレクションを中心とした「生命のリアリズム 珠玉の日本画」と、「オディロン・ルドン版画展」を、ゆっくり見て回る。先日、神奈川県立歴史博物館に行った時のチケット半券を提示することで割引があった。
予約した 11:30 より 10分ほど早くレストランに行くが、既に満席に近い。縦に長いレストランで、席はすべて窓に面している。レストランの一番先はオープン・カフェになっていて、今日は暖かく気持ちよさそうだ。海鳥が寄ってくるとのことで、ここでは食事はできず飲み物とデザートのみ。食後に外の席に移動して、デザートとドリンクを運んでもらうこともできる。海風にあたりながら本を読んでいる人もいた。湘南豚、そして地元の三浦半島の海の幸と野菜が美味しい。



食後は美術館の周りを散策する。ここは建設時に古墳時代から平安時代にかけての集落の跡が見つかったとのこと。三ケ岡遺跡と呼ばれている。美術館の中の小径、そして砂浜に通じる小径を散歩。


小春日和というのだろうか。穏やかな秋の一日。ふと思い立ってのドライブだったが、思いがけず、よい結婚記念日を過ごすことができた。

