Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

東芝の研究開発新棟「イノベーション・パレット」を見学する

東芝の研究開発新棟「イノベーション・パレット」を見学させてもらった。PR 動画制作チームに同伴させてもらって行ったので、素晴らしいオフィス環境だけでなく、ライブ実験場としての研究内容、そしてバックヤードの設備も案内していただいた。

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イノベーション・パレット」パンフレット

イノベーション・パレット」パンフレット

研究所のシニアマネジャーになっている後輩たちが、わざわざ案内してくださったので、ちょっと恐縮。おかげで美味しいカフェテリアでランチをしながら、久しぶりに懐かしく話をすることができた。

僕は 1984年に東芝に入社(東京芝浦電気から東芝に改名し、浜松町に本社ビルができた時)、研究開発センターに配属され、2000年まで所属した。その後はビジネスの方に転じたが、僕自身にとっては社会人生活のスタート地点であり、原点である

サーバ・ネットワークルームを見学し、今も変わらず技術者たちが研究開発のための計算機・ネットワーク環境を作っているのを見て、当時は僕たちもイーサネット・ケーブルに自ら穴を開けて、「弁当箱」と呼んでいたアダプターを設置していたのを思い出した。

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旧館は 1961年に建てられているから、ちょうど僕と同い年ということになる。高層の新棟から見下ろすと、その旧館の解体が始まっている。ここに研究室があった時の冬は寒く、膝掛けをしながらプログラミングをしていたことを思い出す。

僕がいた頃と比べると、新棟は実に快適な研究開発環境であり、素敵な共創空間になっている。案内してくれた後輩をはじめ、完成にいたるまでの関係者たちのご苦労が偲ばれる。きっとさまざまな交渉・折衝があったことだろう。

「イノベーション・パレット」という名前の通り、「色とりどりの個性や専門性を重ね合わせて」新たな成果が生まれること、新たな未来を創造していくことを期待している。