Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

4ヶ月ぶりの展覧会:「古典x現代 2020 時空を超える日本のアート」(国立新美術館)

コロナ第2波が来ている中、世間は夏休みに突入した。4連休である。僕の場合、会社方針で夏休みを4月に移動させていたので、3連休。お盆もほぼいつものように仕事をするスケジュールとなっている。「Go To トラベル」という気分にはなれず、状況を見ながら、近場で「3密」を避けながら余暇を楽しむという感じになるだろうか。

美術館・展覧会が、日時指定で入場制限しつつも、再開されているのが嬉しい。実に 4ヶ月ぶりに展覧会に出かけた。国立新美術館で開催されている「古典x現代 2020 時空を超える日本のアート」展である。

f:id:muranaga:20200724094206j:plain

kotengendai.exhibit.jp

事前に日時指定券を入手する。既にチケットを購入している僕のような人間は、無料の日時指定券を手に入れ、会場入り口(もぎり)で、それをチケットと共に提示すればよい。当日の朝、スマホで空き状況を確認してみると、午前中でも結構空きがあり、開館直後の 10:15-10:30 入場の券をゲットした。

f:id:muranaga:20200724094218j:plainf:id:muranaga:20200724094331j:plain

国立新美術館には 10時前に着いてしまった。入り口で体温を測定された後、入場まで外のテラスで時間をつぶす。木々に囲まれたウッドのテラス。普段だったら会場に直行してしまって、こういう空間があることにも気づかなかっただろう。

f:id:muranaga:20200724094805j:plainf:id:muranaga:20200724095817j:plain

10:15 に会場に行くと、既に人が 2m 感覚で並んでいて、順次入場している。日時指定券の空きや、列の人数を見ると、15分間に 50人入れている感覚である。

さて、肝心の展覧会。日本の古典美術に、現代のアーティストが触発されて、コラボレーションするという企画(展覧会のみどころ)である。結論から言うと、とても面白かった。現代の作家たちが、古典美術に敬意を払い、そしてそこからのインスピレーションから作品を作っているのが、しっかりと感じ取れる。

それが一番わかり易いのが「北斎 x しりあがり寿」である。〈冨嶽三十六景〉に着想を得たパロディ〈ちょっと可笑しなほぼ三十六景〉。それに加えて北斎の画狂ぶりを短編のアニメ作品に仕立てていたが、北斎へのリスペクトぶりが溢れ出ていた。

そして心を揺り動かされたのは「仏像 x 田根剛」。西明寺に伝わる日光菩薩月光菩薩の二つの仏像にふさわしい光のインスタレーション。さまざまな仏像の見え方を可能にした空間で、仏像と向き合うことになる。

写真は「刀剣 x 鴻池朋子」。切る道具としての刀剣と、切られた形での《皮緞帳》が展示されている。

f:id:muranaga:20200724103711j:plain

そして何よりも、日本の古典美術の素晴らしさに改めて気づく機会ともなった。尾形乾山光琳実弟)の造形・色使いは、300年後の現代でも十分に通用する。京都国立博物館蔵のデビュー作は必見であった。そして奇想の画家・曽我蕭白。《寒山拾得図屏風》が見られる。これが個人蔵というのも凄い。円空の一木造の仏像からは、素朴で粗い彫りから、暖かさであったり、荒々しさであったりが伝わってくる。同じく一木造にこだわっている現代の彫刻家・棚田康司は、円空の仏像を「彫刻」と呼んでいる。

1時間強で観られる規模の展覧会だが、古典から現代まで、さまざまなかたちの日本美術に思いを馳せるよい機会であった。やはり美術展覧会はいい。僕にとって、心のリフレッシュをするよい機会となっていることを改めて感じた。

muranaga.hatenablog.com

新幹線の予約から乗車まで、チケットレス初体験

恒例の夏ゴルフ旅で那須に向かう。初めて新幹線の予約から乗車までをチケットレスでやってみた。スマホでチケットを予約、そのチケットを手待ちの交通系カード(僕の場合 PASMO 定期券)に紐づける(交通系カードの裏面に記載された番号を登録する)。あとは当日を迎えるだけ。

f:id:muranaga:20200711062733j:plainf:id:muranaga:20200711061554j:plain

そのPASMOをかざして武蔵小杉から JR 横須賀線に乗車。東京駅の新幹線乗換え口の改札を通る時にはちょっとドキドキしたが、PASMOをかざすだけで無事通過。今までのように切符を挿入すると同時に、カードをかざす必要はない。改札を通過すると、そのことを通知するメールが自分のスマホに届く。

指定席の番号は予約サイトなり予約確認メールなりで確認する訳だが、サイトのスクリーンショットを撮っておいて、写真アルバムから座席番号をすぐに確認できるようにしておいた。もちろん予約したチケット情報を見る端末が駅に備えてあり、そこに交通系カードをかざして確認することもできる。

因みに、予約の変更もスマホで簡単に行うことができる。便利な世の中になったものである。

いつもは5時15分に家を出て6:40東京駅発の新幹線に乗るのだが、実はもっと早い新幹線に乗れることに気づいた。家を5時過ぎに出ると6時前に東京駅に着き、駅弁を買ったりしていても、6時過ぎには新幹線のホームに到着することができる。

そしてこれも毎度思うことだが、新幹線と在来線に乗っている時間は、1時間40分。ホームコースに電車で行く時は1時間30分。同じような時間で那須まで行くことができる。やはり新幹線は偉大だ。

「体幹ウォーキング」を心がける

歩くペースに緩急をつけることで「筋トレ」ができるウォーキングを試みている。それと同時に、ふだん歩く時の体の使い方を正すべく、「体幹ウォーキング」を学ぶ。

基礎代謝アップするための筋トレがあり、体脂肪を燃焼させる有酸素運動としてのウォーキングがある。金哲彦氏は、歩く時に「体幹を使う」ことを提唱している。「体幹ウォーキング」の4つの基本は以下の通り:

  1. 背骨のS字湾曲がしっかり作られるように正しく立てること
    • 肩の力を抜き、胸を開くことで正しい骨格を形づくれる
  2. 腕を振るとき、背中の肩甲骨も同時に動いていること
    • 腕を前に出すよりも、後ろに引くことを意識する
    • 肩甲骨が動くように腕を後ろに引くと、それに連動して骨盤が動き出す
  3. 骨盤から脚が前に出ること
    • 脚は鼠径部からではなく、骨盤から前に出るように心がける
  4. 着地した足に体重と重心(丹田)がしっかり乗ること
    • 着地した足に、上半身がしっかり乗り込むイメージ
    • 着地の際、へその下にある重心(丹田)が後ろに残るのではなく、着地した足にしっかり重心と体重全体が乗る

肩甲骨、骨盤、丹田という3つのポイントを正しく使う。

  • 肩甲骨を動かすには、その周辺の筋肉がほぐれていることが前提。上半身の筋肉のストレッチを行う。
  • 骨盤が後傾していないこと、前に傾き過ぎて反り腰になっていないことが条件。腰を前後左右に回すと骨盤周辺の筋肉が緩み、可動域が大きくなる。
  • 丹田はへその下。片足で着地をする時に丹田を意識する。

歩きながら体幹を意識するコツで、より効果的なフォームを作れる:

  • 丹田とその周辺の腹筋群を、両手の指先で軽く叩いて刺激を与える
  • 骨盤の後ろ側にある臀筋群を、両手で叩いて刺激する
  • 左右の肩甲骨を引き寄せて、胸を開く動作を繰り返す
  • 肘を強めに引くことで、肩甲骨周辺の筋肉と肩関節に刺激が入り、上半身の動きが楽になる
  • 歩きながら下を見て、着地の位置を確認する。丹田の真下に着地できると、前方を見る視界の中に足先は見えなくなる

慣れてきたら、歩くリズムと呼吸も整えてみる:

  • 1分間に120歩のリズムで歩く
    • ウォーキングのリズムを速くする時、体をリードするのは脚ではなく腕振り。腕振りでリズムを刻む。
  • 歩きながら腹式呼吸
    • ときどきお腹を凹ませながら、口からしっかり息を吐く

きちんと体幹を使った歩き方ができるようになるには、結構、意識するポイントが多い。ふだんから「体幹ウォーキング」ができるようにフォームを整えていきたいものである。

muranaga.hatenablog.com

「筋トレウォーキング」なるものをやり始めた

ここ1週間、夕方から夜まで、オンライン会議などの仕事が入って、ウォーキングできていない。だいたい 3km(30分)、多い時は 6km(60分)くらい歩いていたのが、ずっと家の中にいる。夕方涼しくなってから歩くことにしていたが、これからは早起きして、朝食前にウォーキングするようにするとよいかもしれない。

今週末から少し趣向を変えて「筋トレウォーキング」なるものをやってみた。歩くだけで筋力と持久力を鍛えるというウォーキング法である。

いくつになっても自分で歩ける! 図解「筋トレ」ウォーキング

いくつになっても自分で歩ける! 図解「筋トレ」ウォーキング

  • 作者:能㔟 博
  • 発売日: 2015/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  • 大股で速歩き 3分間
    • ややきついと感じられる、歩いていて息が上がってくるくらいの速度
    • かかとから着地
    • 背筋をまっすぐ伸ばす
    • 肘を90度くらいに曲げ、腕を大きく振る
    • 25メートルほど先を見て歩く
  • ゆっくり歩き 3分間
    • 背筋はまっすぐ

これを 5セット(30分)繰り返すウォーキング方法で、これを週4回以上やることを基準としている。あるいは週の合計で 120分以上歩けばいいとされている。体力のある人は 3分を 5分にしてもよい。

初めてやってみたら、最初の速歩きのペース(1km 8分)の入りが少し速過ぎたらしく、脚の筋肉(脛)が痛み始め、4セット(24分)弱(2.5km 弱)どまりとなった。普段やっている一定のペースでのウォーキングと、トータルでの平均速度(距離 / 時間)はあまり変わらないが、緩急をつけることで、脚の筋肉に負荷をかけていることを実感した。

f:id:muranaga:20200705163709j:plainf:id:muranaga:20200705163726j:plain
初めての筋トレウォーキング

筋トレウォーキング2日目は、速足のペースを少し抑えて、距離を伸ばしてみた。7セット、42分でだいたい 4.3km となる。一定のペースで歩き続けるのと違い、やはり負荷がかかっている。脚への疲労感が違う。

f:id:muranaga:20200705225114j:plainf:id:muranaga:20200705225128j:plain
筋トレウォーキング2日目

紫陽花

雨が降っている。今日はウォーキングではなく、散歩。途中の公園で紫陽花に遭遇。

f:id:muranaga:20200613143232j:plain

f:id:muranaga:20200613143217j:plain

f:id:muranaga:20200613143224j:plain

昨日の陥没現場も覗いてみた。一晩のうちに埋められた模様。水道菅ではなく、地下水だったようだ。

muranaga.hatenablog.com

環状2号線の道路が陥没、ウォーキングのついでに見に行く

横浜駅を通る環状2号線の道路が陥没したと言うニュースを聞いて、ウォーキングのついでに見に行く。水を吸い上げ、土で穴を埋める作業が行われている様子であった。片側3車線がすべて通行止めとなり、残った3車線を使って双方向に車を誘導しているため、現場付近は渋滞している。

f:id:muranaga:20200612182505j:plainf:id:muranaga:20200612182527j:plain
f:id:muranaga:20200612182450j:plainf:id:muranaga:20200612182356j:plain

shin-yoko.net

地下水による浸食で道路が陥没したらしい。大きさは 10m x 5m くらい、深さも 4m になるという。幸い怪我人がなくてよかった。ちょうどここは東急と相鉄の相互接続に向けて、「東急新横浜線」地下トンネル建設工事が行われているところである。

ウォーキング:日産スタジアムまで行ってみた

ルートを少しづつ変えながら、鶴見川沿いのウォーキングを続けているが、今日は少し距離を伸ばして、日産スタジアムまで行ってみた。

f:id:muranaga:20200603182024j:plainf:id:muranaga:20200603182035j:plain
亀の甲橋から港北 JCT を望む

f:id:muranaga:20200603182340j:plainf:id:muranaga:20200603182501j:plain
日産スタジアム

約 6km、1時間の行程。

f:id:muranaga:20200613114316p:plain