Muranaga's View

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ゴルフ入門の入門:スイング編 Part 3 「腰の回転、手首の動き」

週1回のゴルフ・レッスンで習ったことを忘れないように、メモを残している:


相変わらず 7番アイアン(7I)によるスイング作りを続けている。なかなか上達せず、まだフルスイングするところまでたどりついていない。ドライバーを打つためには、フルスイングできるようになる必要がある。フルスイングしないとドライバーでは球が上がらないのだ。したがって、僕はまだドライバーを持つ練習はしていない。

一時期、球のミート率が上がって 7I だけでなく 5I や 6I でも球が上がるようになり、インストラクタの先生にも「ちょっと掴んだね。」「ゴルフに慣れてきたね。」と言われた時もあったのだが、腰の回転や手首の返しなど、フルスイングに向けて新たな動きが加わると、球に全然当たらなくなる。

またグリップについても、少し変な持ち方になっていたらしく最初に戻って修正が入った。親指と人差し指の付け根をきちんと閉じて合わせなければならない。

このように一進一退を繰り返している。テニスにしろ車の運転にしろ(場合によっては英語のリスニングも)、体を使うスキルの向上は他人より時間がかかるので(要するに運動神経がないということだ)、まぁ、のんびりとやっていくしかない。

僕の場合、バックスイング、テイクバックの形はいいらしい。その一方で、修正していかなければならないのは、腰を切る際に右足を送り込んでしまう癖、フォロースイングでの左手の伸び、そして手首の使い方である。特にグリップに力が入り過ぎていて、手首が有効に使えていないため、ヘッドスピードが上がらない。そのために球が上がらない状態になっている。

  1. アドレスでの左脇の締め:
    • 左肩を後ろから前に回して握る。
    • あるいは、からだの正面でグリップを作ってから、そのまま腕を下に持ってきて構える。
    • この二つのどちらかの方法により左脇が締まる。ゴルフで唯一締まっているのが左脇である。
  2. 「腰を切る」:
    • 右腰を回転させるが、右足の膝を送り込まない。インパクト時に腰は回転していても、右足は地面についている。この時点で右足を送り込んでしまうと、その後、体は回転せずスイングが止まってしまうことになる。
    • インパクト時に腰が既に回転していることをイメージする。インパクトからフォロースイングにかけて、右足のかかとが残っており、最後の腰の回転で自然とかかとが地面から離れていくイメージに近い。フルスイング時は右足はつま先を中心に回転していく。
    • スイングをフォローの時にいったん止めて(あるいは、ゆっくりスイングして)、インパクト時からフォロースイングにかけての左足と右足の形、腰の回転度合を確認する。
    • クラブを体の前で水平に持ったまま、腰だけを回転させる練習で、その回転の動きをつかむ。
    • 右膝を送り込む癖が出た時の矯正法は「膝を伸ばしたまま」打つ。
  3. 連続写真を見よう:
    • プロゴルファーのダウンスイングからインパクトにかけての足の形・腰の回転度合をよく見て確認すること。
    • 足に「横の動き」はない。連続写真を見ると両足が横に動いているように見えるかもしれないが、そうではない。あくまでも「腰が回転」する。
  4. フォロースルーでの左手の伸び:
    • 左手が曲がってしまうのは、右手で「はたき過ぎている」から。
  5. フィニッシュの形:
    • フルスイングで終わった時の最終形を教わる。
    • フィニッシュの時の体勢はキツイ。正直言ってここまで腰が回転し(目標よりもさらに左に体が向く)、また左手がここまで後ろに行くとは思わなかった。楽な姿勢ではまったくない。
  6. 2段階スイングによる練習:
    • まずハーフスイング。フォローの途中でスイングを止める。ここで腰の回転度合、左手がきちんと伸びていることを確認する。いったん止めたあと、今度は肘を曲げてフィニッシュの形まで持っていく2段階スイングを繰り返す。このハーフスイング時の距離は 7I で 100ヤードくらいキャリーするつもりで。
    • 次に、途中で止めずに一気に振る練習をする。
  7. 手首の動き:
    • できるだけ柔らかく握る。手首を左・右・上・下に自由に曲げて、クラブが動かない程度。
    • 多くの人が強く握り過ぎ。たとえば右親指の位置にあるグリップが消耗している人は強く握り過ぎている。
    • 僕の場合、強く握り過ぎて手首が有効に使えていない。力を抜いて弱く握る。インパクト後、フォロースイング時にクラブを投げ出すくらいの気持ちで。
    • 手首の返しを早めに行う意識を持つ。本当は正しい動きではないのだが、僕の場合、早めに手首を使う意識を持たないと、腕だけで打つ感じになっている。
  8. 遠くに飛ばすには:
    • 腕っぷしの力で遠くに飛ばすわけではない。
    • 手首の返しと、腰の回転を「同時に」行う。腰の回転が先に来て手首を返すのではなく同時。
    • この練習の時は、多少球が左右に暴れても構わない。
  9. 球がミートしなくなるなど「わからなく」なった時はどうするか:
    • 「基本のハーフスイング」に戻る。フォロースイングも左手をきちんと伸ばしたところで止める。ハーフスイングにより、きっちり球をミートさせる感覚を取り戻すのである。
    • ハーフスイングでミートし出したらスイングを大きくする、あるいは「2段階スイング」の練習をして、フルスイングに近づけていく。

腰の回転と同時に、手首がうまく使えると、ほとんど腕に力が入っていなくても、球が高く上がって遠くに飛ぶ。球にきちんとミートして、スコーンと振り抜けた時には、7I で 100ヤード以上キャリーで球が飛んでいく。これはとても気持ちがいい。逆に力んでしまうとダフったりトップしたり。

遠くに飛ばしたければ、力を抜く。どうやらこれがコツのようだ。

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