Muranaga's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

将棋会館を訪ねる

我が家の将棋をめぐる風景。

『シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代』を読んだ家内は、改めて将棋の奥の深さと、羽生善治の凄さを感じたようである。ときどき次男に将棋を教えてもらっているが、金と銀の動きがわからなくなるらしい。テレビの将棋講座は、番組の最初、橋本崇載七段と中村桃子女流1級によるほのぼのとしたやりとりを毎回楽しみにしている。

中学校に入学した次男は将棋部に入った。毎日対局を重ねているようだ。先月さっそく「文部科学大臣杯 小・中学校将棋団体戦」に出場した。もちろんチームとしては予選敗退だが、本人は勝った試合があったらしく、それなりに充実した大会だったようだ。先輩たちのチームが予選を突破して東関東大会に進んだらしい。

定期試験も終わった7月5日の日曜日、父子二人で千駄ヶ谷にある将棋会館を初めて訪ねた。副都心線北参道駅から徒歩で10分。少し古めかしい建物の2階の道場では、同年代の子供たちが楽しそうに対局していた。

1階の販売部で、将棋盤と駒、携帯ストラップを購入する。将棋盤は蝶番なしに二つに折ることができる「棋になる折れ盤」。駒は木の「書き駒(楓漆書)」。やはり木の駒は感触がいい。指す時のピシッという音も気持ちがよい。


棋になる折れ盤 書き駒(楓漆書)

昼食は少し歩くが、わざわざ明治神宮外苑ゴルフ練習場の隣りにある「グリーンクレス」まで出かける。確か NHK で放映されたと思うが、対局の合間に羽生善治名人が食事をとりに来るというレストランだ。羽生名人が座ったかもしれない窓際の席に座り、スパゲッティとオムライスを注文した。ちょうど石原裕次郎の23回忌が国立競技場で行われていた関係で、正午を過ぎるとだいぶ混雑してきて、ゆっくり余韻にひたれなかったのが残念である。

ついでに、僕自身は副都心線初体験であった。買ったばかりの iPhone でパチリ。