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ゴルフレッスン・メモ:スイング編 「グリップ修正に挑む」

週1回のゴルフのレッスンに通い始めてから1年が過ぎた。「ゴルフ入門の入門」と称してレッスンの覚え書きをしたためてきたが、さすがに「入門」くらいのレベルにはなったかもしれないという淡い期待も込めて、今後は「ゴルフレッスン・メモ」という何の変哲もないタイトルにする。

さて2ヶ月ほど前から、飛距離が伸びるドローボールを習い始めたが、「引っかけて」しまう球筋のため、2週間前に大きな修正が入った。グリップである。いつしか僕のグリップは、左手がクラブの上に被り、右手をクラブの下から握るストロング・グリップになっていた。これではフックボールが出易いため、もう一度スクエアなグリップに戻したのである。このグリップ修正は効いた。今まで培ってきた感覚が全部リセットされる感じで、すべてがボロボロになってしまった。何しろトップの位置で指を通して感じるクラブの重みも違うし、柔らかく握る分クラブも少しぐらつくような感触だし、本当にこのグリップを最初に習っていたんだろうか、というくらい感覚が異なる。修正の入った当日は、当たらない、シャンクする、ボールがどこに飛んでいくのやら、何が何だかわからなくなったというのが正直な感想であった。

もう一度ストロング・グリップに戻したいくらいなのだが、コーチによれば僕にはスクエアが合っている、こちらの方がボールが高く上がるようになるとのこと。そのスクエア・グリップを復習しておく:

  • クラブを正面に持ってきたとき、左手のこぶしは中指のつけねが半分見える程度。
  • 右手は下から握るのではなく、横から添える。
  • 柔らかく握る。

まずボールに確実に当てるようにするため、いったんフォロースイングを途中で止めるハーフスイングに戻して、練習再開である。ゴルフはなかなか進歩しない。何か一つ新しい要素が入ると、今までやれていたことができなくなり、もう一度やり直すことになる。一歩進んで二歩下がる。一進一退を繰り返しながら、少しづつ上達しているのかな、という気がする。

グリップに慣れるための練習は、毎日ちょっとでもいいから必ずクラブを握ること。これで徐々に感覚を取り戻していく。また正しいグリップの形を練習する器具を使ってもよいとのことで、早速「グリップ先生」SR-012なるものを導入した。手袋のサイズが 24cm なので、この器具は L サイズ(メーカーのページ)。


グリップ先生 SR-012

また場所が許せば、「素振り」も効果的な練習だという。ボールを意識しないで、軽く振るのがよい効果を持つのだろう。

そうして1週間が過ぎ、何とか球に当たるようになったが、今度はスライスばかり。ドライバーに至っては、大きく右に曲がっていく。今まではグリップに助けられてドローボールが打てていたのだということを改めて確認する。

今の僕のスイングで注意すべき点は以下の点である(いずれも以前のレッスンで習ったことである:「スイングの軸」「最後まできちんと体を回す」 参照):

  • バックスイング:
    • 左肩を上げて上体を起こしてしまう癖を直す。
    • 腕だけで始動せず、体・腰も同時に回す。腕だけで始めると途中で急にクラブを持ち上げてしまう。このためきちんとしたスイング・プレーンが作れない。
    • 肩も一緒に回して、トップではしっかり左肩の入った(少し下がった感触)ポジションを取る。
    • アドレス時の上体の前傾姿勢を「スイングの軸」とする。
  • リズム:
    • 体を最後まで回してフィニッシュの体勢をきちんと取る。この時バランスを崩さないスピード、リズムでクラブを振る。
    • バックスイングに気を使うあまりゆっくり過ぎて、ダウンスイングのスピードと合っていない。「いち、に、さん」とリズムよくスイングする。
  • 足の裏全体をしっかり地面につける:
    • フィニッシュ時に左足のつま先をしっかり地面に着かせ、左足の裏がめくれないようにする。本当は左足がめくれてもよいのだが、本来の足の使い方を習得するために、左足がめくれないようにクラブを振る。
    • 右足は内腿に意識を置く。
  • 横の動きではなく、腰の回転、つまり「腰を切る。」

左足の裏がめくれないようにすることで、スライスが出なくなった。またスイング中に足が「泳がない」ため、軌道が安定したのか、球に当たる確率も上がってきた。スライスするのでなければ、右目にボールが出ても構わない。

ドライバーの当たりも少し戻ってきた。練習、練習。

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