Muranaga's View

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新型レヴォーグ STI Sport:アイサイト(EyeSight)と車載 IT の進化(旧型と比較して)

年末年始、レヴォーグ STI Sport(VN型)で 500km ほど走ったので、旧型(VM型)と比較しながら、改めてめざましい進化を遂げたアイサイト(EyeSight)や車載 IT(カーナビ、Apple CarPlay、音声操作)を中心に、その感想をまとめておく。2020年末のエントリーがファースト・インプレッション だとすれば、今回はセカンド・インプレッションということになる。

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  • 方向指示器レバー:
    • 軽くチョンと押すだけの力加減にはすぐに慣れた。ただウィンカーが3回(3秒)点滅するだけだと、車線変更するには短過ぎるので、以下のやり方で対処している。
    • 自分の意思で車線変更する時は、軽く押したまま保持して点滅時間を長くする。あるいはいったん奥までレバーを押し込んでしまい、車線変更が終わったら、逆方向に軽く押して点滅を終わらせる。
    • 高速道路でアイサイトX が稼働している時は、レバーを奥まで押し込んで、アクティブ・レーンチェンジ・アシスト機能を活用する(後述)。
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  • アイサイト/アイサイトX:
    • 全車速追随のクルーズコントロール
      • 最高速度設定は、旧型では 114km/h だったが、新型では 135km/h まで引き上げられている。
      • ブレーキングのタイミングは、僕の感覚より遅め。同乗者がいる時には余裕を持ってスピードを緩めるべく、自分の意思で早めにブレーキをかける時がある。
    • 渋滞時ハンズオフ:0km/h - 約50km/h
      • 渋滞時の前車追従は旧型でも感動した機能だが、新型ではステアリングから手を離したハンズオフ運転が可能となっている。これは「自動運転」に近い感覚で、感動もひとしおである。
      • 0km/h - 55km/h 前後でハンズオフが可能。ピンポーンという和音とともに、アイサイトが緑から青の表示に変わる。
      • 新型ではいったん止まってしまっても、自動的に再発進する(旧型ではアクセル操作、ないしステアリングのスイッチ操作が必要だった)。ノロノロ運転時のアクセル・ブレーキ操作から解放される。
    • 車線キープ:
      • ほぼ真ん中。自然な位置をキープする。車線を認識していない時も先行車を認識して追随する。
      • 車線逸脱を防止するようにステアリングを動かしてアシストしてくれるのは、最初は少し違和感があったが、逆にありがたいと感じるようになった。
      • 東名高速下り、大井松田から御殿場にかけての右ルートは、R の小さいカーブが連続するが、車線キープが機能していた。
    • 後方の車両検知:
      • ミラーに映らない死角に、車がいる時には、ドアミラーの根元にあるオレンジのランプが点灯するのが便利。
    • 車線変更(アクティブ・レーンチェンジ・アシスト):約70km/h - 120km/h
      • 方向指示器のレバーを奥まで押し込む操作だけで、車線変更をしてくれる。自分には不要かな?と思っていた機能だが、意外と使ってしまう。
      • 僕が「車線変更できる」と思う時に方向指示器を操作しても、アイサイトはより安全サイドに倒して判断するようで、車線変更せずに警告音を発する時がある。場合によっては車線をキープし続けるようにステアリングが働く。
      • そういう場合でも、自分の意思で車線変更することはできる。方向指示器のレバーを軽く押すだけだと、この機能は働かないからだ。
    • 料金所通過:
      • 料金所を通過する時にスピードを緩めてくれる。20km/h - 25km/h くらいのスピードで通過する。
    • 一般幹線道路での利用:
      • 一般道でもアイサイトは便利である。車線・車間をキープしてくれるし、渋滞しても前車に追従してくれる。
    • 夜間運転:
      • ステレオカメラやレーザーで前方を監視、ハイビーム・ロービームを自動的に切換えたり、ステアリングを切った方向を照らしてくれたりなど、利便性が増している。
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  • Apple CarPlay
    • Google マップで目的地までのルート検索をすると、そのルート上の渋滞区間が表示される。
    • レヴォーグのカーナビに従いながら、ときどき Google マップで最新の渋滞状況を確認することにより、たとえば環八が混んでいるようであれば、環七で渋滞回避するような使い方ができる。
    • Yahoo! カーナビの表示が不安定である。大画面に地図やナビの表示が出ない。
  • 音声操作:
    • カーナビ、エアコンの操作は、定型のコマンドで指示する。よく使うのは「自宅に帰る」「メモリ地点+<地点名>」「温度を上げる・下げる」「<温度>」
    • Apple CarPlay 対応のアプリケーションに対しては、Siri で対話的に話せる。
    • 「これから帰る」とか「今、関越自動車道を下りたところ」とか、家族へのメッセージも Siri で送る時がある。
    • 音楽を聴く時は、アルバムやアーティストを指定するが、誤認識したり、該当する曲を見つけられなかったりすることが多い。
    • 高速道路を走っている時は、誤認識が多い。静粛性が増したとはいえ、雑音が多いからであろう。いきおい大きな声で話すことになる。
    • ディスプレイがタブレットのように大きく、指での操作もやり易いので、音声操作のみで完結させることは少ない。音声の誤認識があると、すぐに指での操作に切り替えてしまいがち。

新型レヴォーグのパワーユニットは新開発の 1.8L、CB18 型エンジンである。旧型 1.6L の FB16 型と比べて、パワーは増しているが、燃費はどうだろうか?

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CB18型エンジン

  • 燃費:
    • Comfort モードで高速を走った時の燃費は 12-13km/l で、旧型の 1.6L FB16型エンジンのレヴォーグのエコ運転モード(Intelligent)とあまり変わらない。
    • レギュラーガソリンはありがたい。満タンにすると 63L であり、旧型より大きくなっている。
    • 電動モーターを組み合わせる e-BOXER 技術が導入されれば、燃費も改善すると期待される。

レヴォーグのマイナー・チェンジでは、CB16型に e-BOXER 技術が導入されるのではないだろうか?燃費向上、そしてさらに走りの性能に磨きがかかると期待している。

愛車遍歴(スバル遍歴)

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